【すべての働く人必見】働く女性が抱える問題
みなさんこんにちは、クオースの木村です!!
今回の記事では女性の健康における社会問題にいて取り上げました。
女性の社会進出が進み、働く人の4割近くが女性である現在、女性が働きやすい会社を目指すことは必要不可欠なことです。
女性がどんな悩みを抱えているのか、まず知ることが大切だと思います。私も更年期や出産のことなど知らないことばかりで勉強になりました。
最後までお読みいただけると嬉しいです!
知ってほしいこと①「生活習慣病・がん・メンタルヘルス・骨粗しょう症などの発症の仕方や頻度にも男性と比較して性差がある」
女性は毎月の月経周期に加え、妊娠・出産期、更年期、老年期と生涯を通じホルモンバランスが大きく変動します。また、女性ホルモンの影響により、月経不順や月経痛、PMS(月経前症候群)などの婦人科疾患のみならず、生活習慣病・がん・メンタルヘルス・骨粗しょう症などの発症の仕方や頻度にも男性と比較して性差が認められています。
知ってほしいこと②「現代は出産の高齢化や回数減少により、生涯で経験する月経数が増えている」
現代は出産の高齢化や回数減少により、女性が生涯で経験する月経数が増えています。子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣のう腫なども増加しており、月経痛や月経困難症、PMS(月経前症候群)など女性の就労に大きな影響を与えているのです。
知ってほしいこと③「女性の痩せ・貧血は心身の不調、妊娠出産への悪影響、骨粗しょう症とも関連する」
やせの者(BMI<18.5 以下)の割合は男性で 4.4%、女性で 11.6%であり、この 10 年間 でみると女性では有意に増加しており、中でも20 歳代の女性でやせの者の割合は 20.7%と非常に高くなっています。女性の痩せすぎ・貧血は心身の不調、妊娠出産への悪影響、骨粗しょう症とも関連します。
知ってほしいこと④「不妊治療は、仕事との両立が難しくなる事情が存在する」
仕事をしながら不妊治療をした人のうち、仕事との両立が困難で働き方を変えなくてはならなかったと答えた人が、全体の40.8%、そのうち退職した人の割合は50.1%でした。不妊治療においては、検査や治療で頻繁に通院したり、急に診察日が決まったりと仕事との両立が難しくなる事情が存在するのです。
知ってほしいこと⑤「更年期症状は、全ての項目で更年期症状がない人に比べ、指標が低下している」
更年期症状は
・身体機能 ・日常役割機能
・身体及び精神 ・体の痛み
・全体的健康感 ・活力
・社会生活機能 ・心の健康
の指標が低下していることが、QOL の調査で判明しています。
知ってほしいこと⑥「仕事の生産性等に与える影響は、「月経不順・PMS」が3位であること」
「疾患・症状が仕事の生産性等に与える影響に関する調査」では、1位「メンタル不調」、 2 位「心臓の不調」、 3 位「月経不順・PMS(月経前症候群)等による不調」となっており、男女共通の調査であるにも関わらず、月経やPMS(月経前症候群)という女性特有の症状が 3 位に入っています。
知ってほしいこと⑦「月経にともなって引き起こされる症状による社会経済的負担は年間6828億円」
月経にともなって引き起こされる症状による社会経済的負担は、通院費用930億円、OTC医薬品費用987億円、労働損失4911億円と年間6828億円にのぼり、労働損失(会社を休む、労働量・質の低下)が72%を占めています。
女性でも月経が軽い人や妊娠したことがない人、更年期になっていない人は知らないことがあったのではないでしょうか。
知っているだけで対応や理解の面で役に立つことがあると思います。男性も女性もこれら上記の内容を記憶して頂けると嬉しいです!!
参考文献
「働く女性の健康推進」に関する実態調査