どこにいても、デザインの力は証明できる「Goodpatch Anywhere」
ここ1ヶ月ほど、本業のかたわらで準備していた「Goodpatch Anywhere」がリリースされましたー!
Goodpatch Tokyo、Goodpatch Berlinなどに続く新しい組織として立ち上げ、「フルリモートメンバーで構成されるデザインチームを作ることができないか」というチャレンジを行います。
(爆速で新規事業のLPを公開するまでのフローはなかなか面白いと思うので後でまとめます。)
個人的には、日本としてデザイナーの絶対量が足りていない状態で、働きたいのに働けない、単価の安い仕事をせざるを得ないような人がいる状況は、是正しなければいけない、という気持ちが一番です。僕たちのするようなデザインをできる人を増やして、良いデザインの供給量を上げていかないと、経済は上向かないよなと、大きいことを考えたりもします。その一歩として、周囲にもかなりの数で存在している、「育児や介護や移住で、デザイナーが働く機会を失ってしまう」ような状況はなんとかしないといけないと考えていました。
そして、実は弊社の初期フェーズはリモートワークが当たり前だったんですよね。CEOと当時のデザイナーが東京と大阪にいながらデザインをしていました。なので不可能だとは全然思っていません。
これ以上ない強力な助っ人!
また、今回はアドバイザーとして、リモートワークのプロフェッショナルである、株式会社キャスター取締役COO・株式会社働き方ファーム代表取締役の石倉秀明さんに加わっていただきました。「リモートワークを当たり前にする」というミッションに本気で向き合われて、実績を出していらっしゃる方が側にいてくれて、これ以上心強いものはないです。時折お聞きするキャスターや働き方ファームの方々の、エピソードに毎度感銘を受け、「自分たちもこういう環境を作りたい」と奮い立たされます。
なぜ新たに組織を立ち上げるのか
既存事業から切り離して別組織で始めるのは、スピーディに実験をしていきたいのはもちろん、リモートワークを本気で成功させたいという覚悟の表れです。たとえ数人だとしても、オフィスにいるメンバーが含まれてしまうと、そこだけで会話がされるようになってしまうことはこれまでの体験やインタビューから明らかでした。なので、ちゃんとリモートワークに振り切った組織を作らないといけない。そんな気持ちで最近は僕も渋谷オフィスへの出社を抑え、コワーキングスペースでプロジェクトを進めていました。「まずは自分から」とは最近よく言いますし、よく言われます。
僕の仕事のスタイルを知っている方には解っていただけると思うのですが、どんな案件でも対面でのコミュニケーションを最重視してきました。同じだけのコミュニケーションをリモートでもできるのか、特に、僕らのやっているような新規事業の立ち上げなどの対面ワークの多いフェーズを乗り越えられるのか。チャレンジのしがいがありますが、バリューの高い仕事をしないと意味がないので、何としても。
時代は確実にリモートワークに進んでいる
要素技術としては、Slackが当たり前のものになり、Figmaなどのリアルタイムコラボレーションが可能なツールも増えてきました。Jamboardも日本でも販売が開始されました。ワークショップなどで付箋やホワイトボードを酷使していたり、グラフィックレコーダーがいたり、リモートでも活用できるということで、Goodpatchが最も活用できる企業である自信はあります。
Vtuberはすでにテレビに出てくるようになっていますし、5GやVRなどが一般化する時代ももうすぐ来るでしょう。その時に、「僕らは当然やってましたけどね」と言えるようにゴリゴリとやって行く所存です。
ちょっと先の話
組織の話としては、いろいろなことを考えていて、
「従業員ゼロ」が最高の職場? 小笠原治が挑戦する、持たざる組織づくりとは
「社員ゼロ経営」は成立する? 進化する次世代のエンプロイー・リレーションズ
タイトルは刺激的ですが、こういった記事を見て非常に感銘を受けました。まだ法的にグレーな部分も多いのでいきなりできるわけではないのですが、企業と従業員という関係を超えて、お互いが誇りを持って対等に働ける可能性がどこかにきっとあるはずだと思っています。もちろん法令は遵守します。
最後に
とりあえず今は体制としては一人なので超寂しいです。まだ見ぬ仲間よ、はやく!はやくきてください!!
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