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【プロセカ】Bout for Beside Youを読みました 〜イベスト感想②〜
※イベントストーリー(イベスト)のネタバレを含みます。
わかめと申します。
2021年秋頃からプロセカにハマり、今イベストをマッタリと追いかけているオタクです。
(最新のイベストに追いつくまで推定あと数ヶ月はかかる予定)
1.はじめに
随分間が空いてしまいました。(なかなか文章がまとまらず……)
今回は2周目・白石杏バナーのイベント「Bout for Beside You」の感想を書いていきます。
また、前回の「Awakening Beat」の感想記事を踏まえての感想となりますので、先にそちらを読んでいただければ幸いです。
前回はプロセカ未履修の方に布教する意味も込めてキャラクターのこと、あらすじをあえて詳細に書きました。
今回は気になったポイントを拾いつつ、シンプルに感想を書いていけたらと思います。
2.杏が抱えていたのはほんとに嫉妬心?
さて、前回私は杏の抱えているモヤモヤは「こはねへの嫉妬のような感情」ではないかと予想していました。
しかし、私の予想していたような感情を早々に杏が否定します。
「こはねばっかりズルいって思っちゃってるのかな……?」
「でも私は、結構負けず嫌いだからそう感じてるなら絶対勝ってやる!って思う方だし、こはねの歌が褒められるのは本当に嬉しいから」
そう、杏の性格上「こはねに上をいかれた・先を越されてしまった」と感じているだけならばあれこれ悩むことなく「自分も頑張るぞ」って思うタイプなんですよ。
確かに、こはねのことは認めているのに嫉妬というのも変な話だな、とは思っていましたが……。
心のどこかで無意識にそういう感情が芽生えてしまいそれに気付いた時に自己嫌悪に陥って〜、こはねにこの感情をぶつけてしまう展開も最悪は~、なんてことも思っていました。
しかしこれは自分の読みが浅かったですね……。
ではいったい何故、杏はモヤモヤしているのか?
謙さんが昔、自分も大河に同じような感情を抱いていたと語ります。
(補足:前回登場した謎の男は「古瀧大河」という杏の父「謙さん」の元相棒でした)
「いつか置いていかれるんじゃないか、と。お前も、そう思っているんじゃないか?」
もう少し踏み込んだところの話がされて、少しずつ理解が深まってきました。
こはねの成長を喜んでいることに偽りはなかったわけですから、嫉妬とは違います。
こはねの隣で歌い続けたいと願う杏にとって、こはねの成長や秘めた才能に対して嫉妬するというよりも、それがきっかけでどこか遠くへいってしまうのが辛いことなのだろうと。
ただ、杏としては「置いていかれる」という感覚がどうもまだよく分かっていない様子で……。
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3.モヤモヤの正体
先ほど謙さんから言われたことがほぼ正解だったようで、ミクや彰人にも話を聞いて貰い、確信に至りました。
杏はいつだってこはねに誇れるような相棒でいたいと思い続けている。
故に、こはねが成長し伸びてきているために、「いつか自分がそういう相棒だと思われなくなる時が来てしまうのでは」という気持ちになっていた、と。
杏はこはねの歌を聞いてドキドキして、相棒はこの子しかいないとまで思った大切な存在。
こはねにとっても、杏がいてくれたからこそここまで頑張ってこれたので当然大切な存在だと思っているに違いないです。
お互いがお互いを尊敬しあえるような関係性であり続けたいと願っている杏にとって、それがいつか叶わなくなってしまうとしたら。
……たしかに心中穏やかではいられないよな、と思いました。
「嫉妬」だと、それこそモモジャンメインストーリーで雫に嫌味を言っていたアイドル達を思い出してしまい、どうしてもマイナスに感じてしまいます。
杏が抱く気持ちとして相応しくない。
「こはねを大事に思うからこそ」発生する不安な気持ち、なら合点がいきました。
しかし、だからこそ、この気持ちに気付いてしまった今、何か分からずモヤモヤしていた時よりもっと苦しくなってしまったのではないか……と感じました。
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杏、頑張れ……!(Vivids見守りおじさん)
4.やるしかない
ビビッドストリートで、初めて杏とこはねが歌った場所での現在の杏とこはねの会話。
悩みながらも、対等で居続けたいと気を張って練習に励む杏に対して、こはねは杏をいつものように褒め、杏ちゃんみたいに歌えるようになりたいと……。
この対比がもう読んでいてとても苦しくなりました……。
そして杏は、こはねに「もし私がどこか遠いところへ行っちゃったらどうする?」という質問を投げかけます。
これは今の悩みを打ち明けるわけでなく、杏が今抱えている思いを「こはねならどう感じるのか?」と問いかける形になります。
これを見て、言った本人も思ったかもしれないですが「ズルい質問だな」と思いました。
けど杏はそれほど思いつめていたんですよね……。
最初こそ戸惑いますが、何があってもずっと杏と歌いたいと思ってる気がすると答えるこはね。
これを聞いた時の杏の声、演技がめちゃくちゃ良いんですよね~~……。
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5.おわりに
前回の不穏な引きを見てどうなっちゃうかと思っていましたが、
最終的に後ろ向きになったり、闇落ちのような展開にならなかったのでホッと一安心しました。
読後感も良くていい終わり方だったなぁと思いました。
しかし、杏の戦いはこれからです。
また気持ちが揺れる時が来るかもしれないけど、それでも「やるしかない」
こはねにずっと一緒に歌いたいと思って貰えるような”白石杏”で在り続ける。
向き合う覚悟は決まった。今後の杏の成長が楽しみです。
なかなか上手くまとめられず、結局勢いで書いたものをお出しする形になり申し訳ないです!
イベスト感想、気が向いたらまた書こうと思います……!
拙い文章でしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
Awake Now / Vivid BAD SQUAD × 初音ミク
※各キャラクターにフォーカスを当てた「キーストーリー」という位置付けのイベントストーリーには、プロセカオリジナル楽曲が割り当てられています。
補足すると、クリエイターさんの体調不良の関係で本イベントのみオリジナル楽曲の公開が遅れるということがありました。
2022年5月末に約8ヶ月の時を経てついに公開されました。
こういう経緯もあり、なるべくタイムリーな内にこの記事を公開しようと思っていたのですが、文章が上手くまとまらず2,3週間近く放置してしまいました……。
書き始めから公開までの期間を空けすぎないようにしたいものです。