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二択トーク(二分法の誤謬)【使える詭弁講座2】

昨日に引き続き「使える詭弁」を勝手に紹介します。
2回めは「二択トーク」

これは「AかBか?の二択で問うことで、相手にそれ以外の選択肢に気づけなくして、自分の術中にはめる詭弁」です。
「二分法の誤謬」という人間心理のワナを利用した詭弁です。

つまり、
「二択で問われる」→「二択以外に選択肢ないように錯覚する。二択のほかにたくさんある選択肢に気づけない(二分法の誤謬)」→「つい、二択から選んでしまい、相手の術中にはまる」
という流れで生じる心理トリガーを利用した詭弁です。

たとえば、妻が義母と「嫁と姑バトル」してる時に旦那に浴びせる「あなたは私の味方なの?それともお母様の味方なの?どっち?」というセリフとかソレです。

この"二択"で問われた旦那は、上記の「二分法の誤謬」の心理トリガー発動して、この二択以外に選択肢ないような錯覚に陥ります。

でも、冷静に考えると、「中立でいる」とか「休戦を提案する」とか「関与しない」とか「マジどうでもいい」とかいう第3の選択肢があるんですが、「二分法の誤謬」の心理のワナにハマった彼は気づくことできません。

そして、旦那は、ついつい「もちろん、君の味方だよ」と言ってしまい、まんまと妻の術中にハマることになります。


このように、「二択トーク」は「二択でクエスチョンすることで、ほかの選択肢に気づけなくさせて、自分の術中に誘い込む詭弁」です。
相手を説得する時にとてもとても有効です。


ちなみに、スピリチュアル系の商売されている業者さん達は、この「二択トーク(二分法の誤謬)」をめっちゃ使い倒してます。

こんなかんじで。

「先祖霊が苦しんでいる。
この水晶の壺を買えば先祖霊が救われてアナタは幸せになる。
でも買わなければ先祖霊が苦しみ続けてアナタは不幸になる」

「このままではアナタは救われない。
でも、財産を私に預ければアナタは救われる」

「あなた、地獄に落ちるわよ!
あたしの言うことを聞かなければ地獄に落ちるわよ!
でも、私の言う通りにしてみなさい。幸せになれるから!!」



冷静になって考えると、これらぜんぶ「第3の選択肢」があります。
いやいや、「第3の選択肢」どころか「第4→第100ぐらいの選択肢」もあるし、そもそもの話、前提条件からツッコミどころありすぎて(汗)

でも、「二分法の誤謬」の心理のワナにハマって思考停止しているカモたちは、そのことに気づけるはずもありません。

そして、彼らスピ業者は、カモたちをまんまと術中にはめて、まいどあり~!!
・・・となるとか、ならないとか(汗)


てなわけで、こんどスピリチュアルビジネスみたいな"カモ商売"する機会あったら、この「二択トーク(二分法の誤謬)」をどんどん活用して儲けちゃって下さい(汗)













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