傷病名コード検索ツールβ版リリースしました

この度、傷病名コード検索ツールの「Qnサーチfor傷病名コード」β版をリリースしました。

開発の背景

厚生労働省が推進する医療DXの中で医療レセプトの電子請求が開始されるなど、令和6年は様々な変化が求められる1年になると考えております。
その1つとして令和6年6月より、訪問看護指示書に傷病名コードの記載が必要になります。
この改定により、訪問看護ステーションで行っている指示書チェックにも影響があるのではないかと考え傷病名コードから疾患名を検索できるツールをリリースしました。
日々の事務さんやスタッフさんの業務を円滑にすすめつつ、事業所が医療DXの変化に対応できる体制の構築に寄与したいと考えております。

どんなツールなのか？

訪問看護ステーションでは、医師から指示書をもらった際に指示書チェックをします。
指示内容に記載漏れがないか？指示期間と発行日が間違いがないかなどを目視で確認を行います。
令和６年の6月より、訪問看護指示書に傷病名コードの記載が必要になることで指示書チェックの項目が1つ増えると考えています。

訪問看護指示書の記載事項及び様式見直し

しかし、傷病名コードが傷病名と一致しているかの確認は診療報酬提供サービスから行えるものの、訪問看護ステーションの指示書チェック業務と合致する仕様にはなっておりません。

診療報酬情報提供サービス

傷病名マスター検索画面

そこで私たちでは、指示書チェックの業務に見合った傷病名コード検索ツールを開発することで、訪問看護ステーションの業務を円滑に進めたいと考えています。

Qnサーチfor傷病名コードの特徴

複数の傷病名コードから検索できる

訪問看護指示書に記載される主たる傷病名は複数記載されるケースが多いでです。そのため、1つの指示書に複数の傷病名コードが記載されることが想定されます。
そこで複数の傷病名コードを検索できるようにしました。

Qnサーチfor傷病名コード画面

画面サンプルでは、１型糖尿病と肺癌の傷病名コードで絞り込み検索をした結果です。1つ1つ検索しなくても良いので、傷病名の検索が楽になります。

現時点ではまだβ版でのリリースです。
みなさまの改善要望などでサービスの改善を行いつつ、ステーション運営の役に立てるサービスにしたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

概要

サービス名：Qnサーチfor傷病名コード
URL：https://injuly-illness-code.search.q-n.jp/

Qnサーチfor傷病名コード