[Mrs.GREEN APPLE]The White Lounge📺️に参加して考えたいろいろを吐き出す回

2/26のTWLに参戦しましたー！
ホールなので、演奏も歌も滅茶苦茶に聴きやすくて最高でしたが、、ライブに来たというよりは、「舞台を見てきた」って感覚ですね🥺しめしめですかね？(笑)。でもだからといって主人公が誰かって言われると、特定の人物のストーリーだったわけではないなと感じました。舞台が進んでいくうちにだんだんとそれが見えてきて、最後の方に名前のない歌でタイトルの回収があった気がするんですが（聞き取れてたかなぁ～～）、この「The White Lounge」とは、ここに集まる「ひとりたち」の物語であるのだと私は解釈してみました☺後で一人ずつ炙り出してみます☺

参ります☺！
※ネタバレ解禁前（2/27）に執筆したものです。オムニバスの区分けには異なる点がありますが、そのまま記載します。
※楽曲の解釈はあくまでも個人の解釈です。温かく見ていただけますと幸いです。🙏

セットリスト参考:ライブレポート

プロローグ

少し遡ります。まず、会場に到着するとポツン、ポツンと絵が置いてあって。ホームページで見たことがある絵でした。ただちょっと様子がおかしい絵で、見る角度によって、見える絵が違うんです。ノイズの位置が変わるというのが正しいのかな。ホームページも気がついたら微妙に変わってたりする仕掛けがあったと思うのですが、それが額縁になっている状態で見るとより「作品」という姿に見えて、これが今回のツアーをある意味表現しているのだと思いました。つまり、見る角度、見る人によって、「見え方が変わる作品」なんだなと。Atlantisの上映の時に大森さんがそんなことを話していたのも、その奇妙な絵を見て思い出しました。

開場して中にはいると、仮面をつけた人たちが行き交いながらそれぞれの時間を過ごしていて、これもまた、見るタイミングによって違うようになっていて。それは客席と舞台をも隔てることなく、画面から飛び出して客席をぐるっと回って戻っていったのも、空間が客席までをも含んでいるということを示唆しているようでした。

１幕

◯？？？？？

幕が上がり、まず登場した１人目、旅人のような人が突然迷い混んでくる場面。でもなぜ旅をしているのかどこから来たのか、聴かれても答えられない、そんな名前のない歌が登場しました。この曲、最後に「僕のわがままは終わる」って言ってたと思うのですが、驚きました。終わりが来ること、忘れてしまうこと、消えてしまうこと。それに怯えるように、それでもこの想いを貫くんだと腹を括るように「僕のわがままが終わるまで」と宣誓を歌っていたミセスが、「わがままは終わる」と言い放つという、個人的にはびっくりしたはじめましてでした。あなたは誰なのぉ。

◯Folktale

２人目、冷蔵庫開けっ放しさん。颯爽としつつも、楽曲の特性上、最初の旅人よりも愁いが重なってきたような感じがしました。冷蔵庫から取り出したものを飲みながら、「一人」という時間に向き合っているような場面が続きます。

◯君を知らない

奥のタイプライターの前に座り、会えなくなってしまった、大切な人へのメッセージを書く。この曲は、、、。君を知らないけど知っているというのは、私はリスナーのことだと受け取っています。実際どこの誰かもわからないけど、こうして出会っている「君」。音楽という「僕の一部」が、「君の一部」に、今日なら生きていける術になれるようにと綴る。でも、きっといろいろな摩擦があって、好きだったけど離れてしまったという「君」もいるはずで、これから出会う「君」もいるはずで。そんな「君」との別れと、まだ出会ってない「君」への想いを歌っていると思っています。今回も、確かにあった温もりが離れてしまったときの寂しさを表現した場面だと思いました。ミセスの作家を愛しすぎてしまっている重めのリスナーからの脱線ですが、こういった、音楽を届けたいという想いは素晴らしいんだと、根拠なくとも信じてくれた勇気は、誰よりも強くてかっこいいです。私の一部にもなるように、僕の一部を諦めないでいてくれてありがとう。

◯ダンスホール

コメディパート笑。ダンスホールって、サウンドはすごく華やかだけど、実は結構愁いを帯びている内容で、失って一人になって、そういうダンスホールの弱さみたいな側面が少し覗けた場面でした。でも自分が進むのは、「君がいるから」と前を向くのも、やはり「君」というのは「離れた君」という特定の誰かだけじゃなく、「知らないけど知ってる君」ということを示唆しているのかなと私は考えてみました。迷惑客に戸惑ってたのにいつの間にか乗せられてウエイターもテーブルに登り始めちゃうお決まりの展開大好きですwwwニコニコしちゃったww

◯ツキマシテハ

ここでまたダウンパート。「愛が麻痺っていく」。「君」へ愛を歌うと心に決めても、人と向き合い続ける限り摩擦は起きて、人の摩擦で愛が分からなくなって行く。すごく歪んだ見方になってしまうかも知れないですが、ここでツキマシテハが入ってくるの、昨今のSNSの在り様を皮肉っているようにも聴こえました。私も「心から不意に出た」愛を伝えるために言葉を使いたいのに、愛だけでいいのに、目に入る「口から不意に出た言葉」とか説教とかご立派な持論に疲れてしまって、正直、手軽なツールで呟くのはもう少しずつやめようと思ってます。でも、私の言葉に引きずられて沸いてくるアルゴリズムが嫌なだけなので、こうやってミセスには別の方法で「心から出た言葉」を伝えるつもりでいます☺

◯Coffee

３人目。きっとどこかの日常の切り抜きで、一緒に暮らしている二人の場面。これ男女の間に少し温度差があるように見えたんですが、、ずっと話し続けてるのは女性の方で、ラジオから聴こえるのは「They are」。「今日もただ"独りで寂しい"と君の前で思ってしまう」。「二人に見える一人」を感じました。「Coffee」という曲は、ミセスの「好き」という意味を定義した曲だと個人的には思っています。「好きだというのは僕の一部って意味で」が、自分の曲が君の一部であってほしい、この曲を側に置いてほしい。普通の「愛」ではないかもしれないけど、音楽から聞き手へ向けての愛、僕は君の一部でいたいと。リスナーとして聴いてしまう偏った見方は承知の上ですが、私にはそう言っているように聞こえます。でも、そんな思いに「君」は気がつかなくて、「今日もただ"独りで寂しい"」

◯ニュー•マイ•ノーマル

「伝えたい言葉はいつもあるのに」人の数だけすれ違ってしまう。そんな葛藤もありつつも真っ直ぐに想いを伝える場面ほっこりしました☺ちょっとシャイに「こちらこそ」って返すのがニューマルっぽいというか、Coffeeくん、They areを経由してもありがとうを伝えたいって思える気持ちにたどり着けたんかなぁって☺ハッピーエンドよかった！！！

◯PARTY

１幕ラスト「愛を注げる人になろう」と高らかに歌うエンディングはすごく高揚感があって素敵でした。人と向き合うということは、摩擦もあるし、葛藤もあるし、孤独を感じてしまうこともあるし、うまく伝えられないこともあるけど、そういう単純ではない想いの曲折を経ることが、愛を注げる一歩になるもかなと、１幕を見て感じました☺

２幕

４人目。顔が若井さんの男性と女性がお花見に来たけど咲いてなかったって場面。唐揚げで感動したの初めてらしい。でもなすごいモヤモヤしてんねんけど予定あるって断って代わりの日を言ってこないって行きたくないやん絶対って思うでこっちは 唐揚げも全部の唐揚げに同じコメントしてんのちゃうって思ってまうで遠回しにフラれたやんって顔しとったやん彼女さ 顔が若井のあなただよ聴いてる？？？？？（ノンブレス）（入り込みすぎな）

<訂正>IN CINEMAで確認したら唐揚げ初めてじゃなくて小学生以来でしたごめん🐤

◯春愁

５人目。ここで入れ替りで登場した顔が大森さんの自暴自棄陰キャ、わたしキャラクターとしてめちゃくちゃ大好きwwww「雨に触れてたかったから！！」ってコミュ障すぎかわいいwwwほっとけよとか言わないで頑張って会話しようとしてるのが愛おしすぎます(笑)全部嫌だって思いつつも、Lonelinessとかではなく春愁なところが嫌だと思う気持ちすらも愛おしく思っていそうな感じがしてらしいというか、完全に悲観してる訳でもなければ、拒絶してしまってる訳じゃないのよねこの曲は。春っていう特有の愁いがある時期に発生する類いの人間の象徴なのかなと。雨に打たれうずくまっていたら、花見未遂ちゃん（命名）に出会って、それで彼の視界は大きく変わったのかな。まじで可愛すぎる恋する春愁くん笑。

◯Just a friend

花見未遂ちゃんめちゃくちゃ振り回すやんwwwwwwwwってちょっと面白かった場面です(笑)。きっと春愁くんといるのに唐揚げ感動男（命名）の話をずっとしてたんだろね全くもう😡あんたもあんただよ😡（入り込みすぎな）。世界が輝いて見える運命的な出会いも、独りよがりの詰め合わせなだけで、必ずしも想いが交わってる訳じゃないのがすごい切ねぇ～～😭俺の春愁泣かせんなぁ～～😭（入り込みすぎな）

◯Attitude

結局一人になってしまった場面。Attitudeさん、いつの間にそんなポップに馴染むようになったのさってアレンジにびっくりしました😳。この曲が出てきて確信に近づいたのが、「一部」というミセスの想いが所々に挟まってきている今回のセトリ、やはり愛を描く、人を描く、そういうことだけではなく、「音楽と聴き手」という、作品内と作品外という、メタ的なベクトルも基盤になっているのかなと。そんな音楽の先にいる「ひとり」に向かっての「ミセスの在り方」をも示唆しているのかなと。そんなメッセージを感じました。

◯Feeling

すごい！すごい並び！AttitudeとFeelingが並んでる！Attitudeというすごい重量感の存在を、軽やかに昇華できるのは、Feelingしかいないのかもしれない。Feelingという曲が生まれて、Attitudeは、やっと救われたのかもしれないなと、そんなことを考えた場面でした☺

◯ケセラセラ

ｹﾞｷｼﾞｮｳ！！！！！！！劇場さんナレーション上手ww台詞を言う時の声の作り方、吹奏楽仕込みの肺活量と声の張り、オーディエンスに語りかける抑揚や間の取り方も、舞台経験ありそうなくらい普通にセンスと才能発揮してて笑いました(笑)(笑)(笑)私ここでｳﾜｧｱってなったのが、ケセラセラでまた多幸感がぶわーって高まった後に、拍子抜けするくらい呆気なく現実に戻る感じが、オーディエンス人間刺さりすぎて怪我した(笑)。私はウタワールドで滅びたい派だったのでこういうの一番しんどいの(笑)

◯Soranji

６人目。また一人になった場面。ここでSoranjiさんが登場したことで、ANTENNAというアルバムで順番がリリース順のSoranji→ケセラセラではなく、逆だった理由が分かった気がしました。高まる雰囲気って時に残酷で、春を愁いてしまうように、輝きや光って陰を作ってしまうから。でもそんな陰にそっと歩み寄ってくれるのもまたミセスで、私に進むきっかけを作ってくれたのも、Soranjiというあなたでした。

◯？？？？？

ちょっと歌ってた場所ここだったか正確に分かんないかもぉ😭冒頭の楽曲とおそらく同じ曲。名前の分からない歌。２幕での再登場？で、ツアータイトルの回収がされたように思いました。「この白い場所にはひとりたち」。ツアーを重ねるごとに、客席や会場の写真が上がっていて、もしかしたらオーディエンスに関わることなのかなって考察しながらこの日を待っていたんですが、やっと繋がった気がしました。会場に集まる、何色でもない一人へ捧げる、「ミセスという音楽」を表したツアーなのかなと。

<訂正>場所→部屋

◯フロリジナル

「ひとりたち」と歌った後に「独りじゃないと私を嗅ぐ」だった気がするんだよな。あってますかぁ。フロリジナルをオチに持ってくるところが、すごくなるほどねとなりました😳私たちは誰しもが必ず「ひとり」から始まっていて、強い繋がりが存在したとしても、「ひとり」じゃなくなる訳ではないのだと。私は一人でライブに来ることが多いので、会場を出るときに、ふといつものように独りになって、でも、現実に引き戻されるあの寂しさはなくて、ただテレビのチャンネルを切り替えるように、すごく平淡に戻って来て、私は一人だけどそれは私以外にも平等にあることなんだって思えた帰り道でした。

終わり～

もしかしたら、この感想は、あの場にいた数千人の中で私だけが感じたことかもしれない。それはやっぱり、それぞれにストーリーがあって、それぞれの背景があってミセスを聴いているからで、TWLを見て、どうして私はそう感じたのか。登場人物を炙り出そうとして、まんまと「私」という「一人」が炙り出されてしまった、そんな作品でした。

ゼンジン、NOAH、Atlantis、TWL。まだ数回しかミセスのワンマンライブには来れてないけれど、すごく多様で面白い。ミセスが多面的な音楽なように、私も通ってきた音楽はジャンルレスで多面的なリスナーなので、（実はお芝居とかアニメとかも、創作物っていう切り口のものは大抵好きなので）ミセスはすごく面白いです。ワクワクが腐らないから、オーディエンス人間幸せです。
必ず、また会いに行きます！ミセス大好きです！

長々とお読み頂きありがとうございました！

Thanks to.
The White Lounge