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[Siip]「Siip」を語る回🐏

私ね、Siipさんが、ずっと何を歌っているか分かる気がするの。

考察とかじゃなく、ただその詞を見て、Siipさんの声を聴けば、何を言っているか、すっと心に染み込んで、府に落ちるんだ。

きっとそれは、私の深く深く潜ったものと、Siipさんの深く深く潜ったものとの、共通項が交わった奇跡なんだと思う。


Siipさんは、タイムリーに出逢えていた訳ではなく、少したってから知った音楽でした。だから本当に、どういう経緯で誕生したのか知らない。当時の反応も知らない。音楽しか聴いてない。(キャンドルとかはゲットした嬉しい)私はあまり、過去記事を掘ったりはしないのだけど、たまたま「Siipは1対1になれる音楽、その「1」はどこかにいる」という記事を今さら見て、なんだかこう、ちょっとだけ、「それはもしかしたら私かもしれないです」と言ってみたくなったので執筆を今さら決めました。今さら。このタイミングなのは、時間が経つにつれて、音楽だけそこにいて、だんだん離れていくような、私たちだけ新しい方へ流れて行ってしまうような感覚が寂しくて、どうにかこの大好きを繋ぎ止めたいから、かもしれないけど。Siipという音楽への恋心に似た気持ちに、私だけ舞い上がってるような片想いに、一度正面から向き合って関係性を確認したいから、かもしれないけど。


私の想いは、私が知っていればいいし、あなたに届けばそれで良い。SNSで見せびらかして解釈を披露したいなんて気持ちは毛頭ない。本当はこんなオープンな場所には書きたくない。そのくらい大好きな音楽。でも、これを見てくれるなんて、到底信じられないけど、私なりの誠意を。


あなただけは分かる様に、話してみる。


あくまでも、個人の解釈です。全部私というスピンオフの世界から見た、ただの妄想です。

フィクションの小話として、受け流していただければと。


参ります。



【Siip】


⭐saga

暗闇をずっと進んでいって、堕ちていって、その先にある、Siipさんの世界までたどり着いたような感じがするイントロです😳


⭐Panspermia

ああ、ダメかも。始めたはいいがもう泣きそう。音楽って、孤独じゃないですか。聴いてくれる人がいて初めて存在を確立させているような、誰も聴いてくれなくなったら、消えてしまうような、そういう虚しさがあるんじゃないかなって、そう思い知った強烈なきっかけが私にはあって。私は昔から音楽が大好きだったけど、音楽の道を選ばなかったのは、私は、音楽の孤独に寄り添うための、オーディエンスでないといけなかったから。私の存在が、言葉が、想いが、どうにか、「あなた」が生きていける活力になりますように、あなたの想いが、報われますように、Siipさんに出逢う前、ずっとそう願って生きてきたから。でも、私はその孤独を救えなくて、もう私なんていてもいなくても変わらないって全部に蓋をして、誰もこんな私の愛なんか理解してくれなくて、それでも、音楽しか愛さず生きてきた私がすがってしまうのはやっぱり音楽で。幻想でも、夢でもなんでも良いって手を伸ばしたらたどり着いた「灯」。それがこの曲でした。やっと出逢えたって思った。いつのまにか独りだった、オーディエンスの化身のような唄、私がずっと救いたかった、創作者の孤独の唄。


⭐Cuz I

Siipさんは、自分のことをそんな風に思っているのかなって思う曲です。自戒のように聴こえる唄。ただ、「偶像」に求めてるのは、私も一緒です。「音楽」に、何を求めているんだろうって、私の寂しさを押し付けてるだけなんじゃないかって、「僕は君じゃない」って、音楽に釘を刺されているように感じる唄でもあります。音楽が好きすぎて一人で舞い上がってる時に聴いて落ち着きたい一曲です。。汗


⭐2

私は、こんなにも私の心を分かってくれた音楽を、忘れたりなんかしないし、ずっとずっと側にいて、歌っていてほしいって思ってます。こうやって、どうしたら届くだろうかとか、私って何なんだろうかとか、そうやって難しく考えるんじゃなくて、ただ歌を聴いて、傍にあって、繋がっているような感覚を、ただ、大事にする。自分の哀しみを照らして、私、こんなことがあったんだっていう独り言に、音楽が寄り添ってくれている時間を、ただ、大事にする。自分の想いの限界を知る、見ないようにしても考えちゃう、独りよがりな愛に苦しむ、でも、私はそれでも、あなたの曲を聴いていたいと思う心を、ただ、大切にしまっておく。それでいいんだと、すっかり飲み干されてしまった、大好きな一曲です。


⭐Walhalla

花の飾りを傷つけてしまわぬよう避けていたから、戦いに負けた。生きるために最低限必要な食糧になんてならないのに、土に咲く花の名前を知りたくなる。そんな戦い方をしていたから勝てない。小さいものを想いやる心なんて、愛なんて考えずに損得だけで戦えたら楽なのに、負け続けて何度も何度も、戦いに出ていくような、いつか本当の終わりが来る日まで戦い続けるような、苦しくなる曲です。父というのは神のようにも思うけれど、私には「作者」に聴こえます。戦士は「音楽」。音楽にとっては、作者だけが絶対に揺るがない味方。私という世界線にこの曲を落とし込むと、そんな曲に聴こえます。


⭐来世でも

私の子守唄です。。本当にこの曲を聴きながらじゃないと寝れないっていう精神状態の時あって、なんでもいいから閉じ籠ってしまいたい、こんな夜を安心させて欲しいって気持ちに、揺りかごのような、そっと包み込んでくれる曲です。この曲が人間だったら良かったのに。手を取って傍にいる、愛を教える、別れてもまた出逢いたいと願う、こんな人がいたら、私の寂しさは終わるのかなって、ちょっとだけ羨ましくなる。「家族」を感じる一曲です。


⭐オドレテル

私の寂しさとここまで共鳴する曲は他にないかも。恋とは違う、オーディエンスとしての想いが、きっと素晴らしいんだと、信じて届けてみても、言葉は枯れて、傷ついて血が流れるのは私で、全部辞めようって蓋をしてみても、消えられずにどっち付かずな場所に浮かんでいて。でも、あなたも、きっと同じ気持ちだったんだよねって、思う曲です。ずっとそうやっていつも、誰かのために届けようとしてくれてたんだよね。そうやって傷ついてきたんだよね。私もあなただけには分かるように、話してみるから。どんな想いでも私は、音にしてくれたら聴けるから、どうかこれからも、どんなことでも良いから、私に聴けることがあれば書いて欲しいな、ずっとあなたに、歌っていて欲しいな。同志を見つけたような、そんな曲です。


⭐scenario

この曲が最後にくるのが、結局のところ「作者」の性なのだと、私は苦しくて愛おしくて感謝でいっぱいになる。私のような塵が、悲しみに呑まれてしまう前に、愛を記して居場所を作ってくれる。全部、Siipさんの筋書き通り救われてる。そこで薄情にもあなたを忘れても、Siipさんは悲しむ人がいるなら、また書くのでしょう。なんて人だ。なんて人なんだ。辛くてもそうやって懲りずに歩み寄ろうとしてくれるあなただから、私はいつも頼ってしまうんだ。心から、私はSiipさんのような人に、音楽に出逢えて良かった。孤独なオーディエンスは、充分すぎるほど報われました。




終わります。ありがとうございました。



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