伏見デルタと私（２） ーバイク教習奮闘記ー

教習の最初に、私にはデジタル時計のような品を渡された。
通常は先生が拡声器を使って生徒たちに色々指示を出すの
だけど、私にはそれが聞き取れないかもしれない。
それを考慮して、何かあった時に先生が送信機のボタンを
押すと、私の腕に付けたその時計のような物が振動して
「止まって下さい」という文字が表示されるその装置を
付けるように言われた。

いま調べてみたら、「シルウォッチ」という名前らしい。
表示するメッセージは、使う場面に応じて色々設定出来る
みたい。仕事中の連絡だったり、家でのインターホンとの
連携だったり、使い方は色々で。
世の中には、中々便利な物があるのだなあ。

「実際に使うことはないと思いますが、付けないといけない
　決まりなんです」と先生が説明してくれた。
確かに、実際にそういう場面は結局来なかったので良かった
んだけどね。

バイクの教習、２時間目が始まった。
先生に「まずは小型から始めましょう」と言われ、
目的の中型ではなく小型のバイクを用意された。
みなさん中型に乗られているのに、私だけ小型・・・
何やら悲しいけれど、仕方がない(´-`)

まるで初めて自転車に乗る練習をする時みたいに、
先生が後ろでバイクを支えてくれてスタート。
ギアチェンジしながら加速してゆく私のバイクに
走ってついてきて下さる先生・・・(*ﾟДﾟ)
ぃゃぃゃ、なんだかすごく申し訳ないんですけど、、、

そのあと数時間は、ずっと小型で練習をしていた。
一体いつになれば中型に乗れるのやら？と不安が胸をよぎる。
先生に、こんなペースで合宿の期間内に終われるのかと
尋ねてみたら、「二段階に入ったらトントン拍子に進む
場合もあるので、今の時点ではまだわからない」という
曖昧なお返事・・・
まぁ、焦ったところで上達が早くなる訳ではないし
どうしようもないのだけど(´-`)

伏見デルタさんが手配してくれていた宿は、
阪急長岡天神駅のすぐ近くにありました。
駅の周りには食べ物屋さんがたくさんあって、
とても賑やかで便利な場所でした。
普段住んでいる街では タコ焼きを売っているお店って
銀だこくらいしかないので、この機会に粉もんを食べ
ておかないと、、、と、晩ご飯にはタコ焼きなどを
チョイス(笑)

美味しかったヽ(´ｰ｀)ﾉ

伏見デルタの建物と道路を隔てた反対側のエリアには、
駐車場と、合宿の男性陣が寝泊りしている宿舎があります。

そしてデルタ寄りの位置には、コンテナを利用した
カフェがあります（バイクガレージという名前になってる）。

教習の合間にたくさん人がやってきて、ガーっと賑わったかと思ったら
食べ終わるとサーっと誰もいなくなったりする。

年配のお姉さんがカレーなどを出してくれはるのだけど、
お値段がすこぶる安くて本当に助かりました。

最初に食べたのは、ホットドッグセット。
これで３００円とは、コストコよりお得なんじゃないかしら？

一角には、レンタルバイクのコーナーもありました。
時々、借りに来られるお客さんもチラホラ・・・

ここではWi-Fiが使えたので、いつも教習の一時間前に来て
お昼ご飯を食べてコーヒー飲んで、恐怖の教習前のひと時を
まったりと過ごさせてさせて頂きました(^^)
カフェのお姉さんが他愛ないことを話しかけて下さり、
少し緊張がほぐれてとてもありがたかったな。

（つづく）