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【書いてみた】自動車使用貸借契約書

みなさんこんにちは。~北陸の知恵と力で未来をデザインし、世界へ広がる原動力を生み出す~ 合同会社KANAZAWA DESIGN AND MOTORS 代表の橋本です。

ここ北陸では、ほとんどの地域で生活に自動車が欠かせません。事業活動を行う上でも重要なものですが、立ち上げ直後で資金繰りの厳しい会社では、購入はおろかリースでさえ容易なことではありません。

そこで今回は、
 マイクロ法人の代表者自身が、
 自社に個人所有の自動車を無償貸与する、

というシチュエーションを想定し、自動車使用貸借契約書の様式を書いてみました。

一番のポイントは、業務走行距離に応じて諸経費を按分し、かつ支払のタイミングを任意としたところです。なお、任意保険は使用頻度によって用途がレジャー、通勤、業務で区別され、契約(保険料)が分かれるので、実態に即して適切な内容を選択する必要があります。

税理士さんによるレビューはまだなので、詳細を詰めてFixしたらGitHubの方にもアップロードしようかと思います。

それでは以下、契約書様式の本文となります。
※Word形式で作成したので、noteでは改行ずれちゃいましたが。。。


自動車使用貸借契約書


 貸主 橋本 光(以下「甲」という)と貸主 合同会社KANAZAWA DESIGN AND MOTORS(以下「乙」という)について、以下のとおり使用貸借契約(以下「本契約」という)を締結する。

 車名・年式:
 登録番号 :
 台車番号 :
 走行距離 :
 (本契約開始時点)

第1条

 甲は、甲の所有する本件車両を乙が行う事業に対して無償にて貸与し、乙はこれを借り受ける。

第2条

 本契約の期間は、2024年10月1日から2025年9月30日までの1年間とし、以後1年単位の自動更新とする。
 2 前項の期間満了前であっても、甲または乙は、1ヶ月前に相手方に予告することにより、本契約を解除することができる。

第3条

 乙は、本件車両を法令の定めるところに従い安全に運転するよう努めなければならない。
 2 乙は、本件車両を善良な管理者の注意を持って使用しなければならない。

第4条

 本契約期間中に要した自動車にかかる各諸経費は、乙の事業共用度合に応じて、乙がこれを負担する。ただし、乙の故意・過失及び業務に起因するもの並びに乙の都合により支出するものは全額乙が負担する。
 2 乙は、車両運行毎に使途、走行距離及び整備について記録し、甲は、本契約の更新時に前年度の走行距離を元に事業共用割合を算出のうえ、契約期間中の諸経費を請求するものとする。
 3 乙は、甲と協議のうえ前項の諸経費の支払を保留することができるものとする。

第5条

 本件車両の運転者は原則として甲自身のみとし、本件車両を運転することのできる免許証及び任意保険契約の写しを乙に提出することとする。
 2 乙は、甲の提出した任意保険契約に基づき月毎の事業運転可能日数を指定する。

第6条

 本契約の定めにない事項が生じたとき、又はこの契約条件に各状況の解釈につき疑義が生じたときは、甲乙誠意をもって協議のうえ解決するものとする。

 上記契約を証するため本契約書を作成し、各自記名捺印のうえ、各1通を保有するものとする。

2024年10月1日
甲 【住所】
  
 【氏名】     ㊞

乙 【住所】
  合同会社KANAZAWA DESIGN AND MOTORS 代表社員

 橋本 光     ㊞







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