菅首相は苦労人という嘘と日本人
菅首相が苦労人だというのは、一から十まで嘘だということが、次々にばれてきています。
家は裕福だったし、姉二人は大学出て教師になり、弟は慶応。そのなかで、どうも勉強ができなかった義偉君は、東京に行けば何かある、と夢を懐いて故郷から逃げた。それ自体はよくある若者の試みで、なんら卑しめたり批判したりすべきことではありません。いや、若者よ(若者に限らないが)、イヤなものは逃げなさい,逃げて逃げて逃げまくって自分の生きる道を探せと言いたい。義偉君も同じです。
でも、段ボール工場で働いたのは2ヶ月だけで、故郷に戻って、また東京に送り出してもらって法政に行ったんだから、苦労人ってことはないのです。
なのになんで苦労人苦労人って言われてきたのか。
そう考えると、私は彼の肩を持つ気はさらさらないのですが、そういう話を好む日本人の変な趣味があったから可能だったんだと思えてくるのです。彼ばかりを責められない気になる。こんなことを思うのは私だけでしょうかね。田中角栄が貧農の息子というのも、週刊誌受けを狙った嘘でした。そういえば、豊臣秀吉も、貧農の倅ってのはうそだったようだし、野口英世なんかはなおさらそうです。