吉野家の「生娘シャブ漬け」

吉野家の「生娘シャブ漬け」のニュースに、ある友人がFacebookでこんなことを書いていた。

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6年前、バセドウ病で某大学病院に通っていたときのこと。ある日、診察室前で呼ばれるのを待っていると、待合室に、いかにも893という感じの二人の男が入ってきた。近くに孝道会という暴力団の事務所があるから、そこの組員だったかもしれない。

親分らしい初老の男は安岡力也みたいな感じだった。糖尿病で来ているらしい。

連れの男は、たぶん運転手兼付き添いなのだろう。若いお兄さんで、いかにもチンピラという風情だ。

親分は、色々気に入らない様子で、前の椅子を蹴っては「おい、まだか。さっきのデブとチビは俺よりあとに来たのに、先に入ったぞ」と、チンピラに大声で怒鳴っている。

するとお兄さん、「おやぶ〜〜ん(といかにも媚びた口調)、この頃、チビとかデブとか言っちゃあいけないんですぜ。コンプライアンスってものがありますからさあ」

後ろに坐っていた私は、噴き出したいのを必死でこらえた。コンプライアンス! 893にコンプライアンス!?

893のほうが、牛丼チェーンのマーケッターよりお品がよろしいことは確かだ。

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