対日抗争 中国の弁明
日本人よ、手遅れにならないうちに、正気になって考えて欲しい。
日中が本格的軍事衝突となれば、毎度のように沖縄だけが犠牲というのが第一段階で、つぎは中国が食糧対日輸出を停止し、一帯一路加盟国152に共同歩調を呼びかけ、石油の輸出も控えるよう要請する。
日本に味方するような顔をしていた欧米は形ばかりの食糧援助と国連での中国非難くらいが関の山。国連加盟国のうち対中非難に同調する国がどれだけあるか。ウクライナを見よ、ガザを見よ。
中国はきっとこんな弁明をして、加盟国の多くの国連大使が頷くだろう。
「我が国は平和主義なので、戦争はやりたくないから、沖縄近辺だけの小規模な衝突に留めてきたのです。まさか、無意味な国境紛争のために自国の国民を死なせるわけにはいきません。馬鹿な戦争をしたら、北京は国民と世界中の華僑華人からの非難をあびます。権力というのは一方的な支配で成り立つものではなく、被支配者からの同意が必要なのです。
西洋は武力で世界を支配したが、中国は商売で世界とつながるのです。
我が国は第二次大戦後、日本に対する賠償請求権を放棄しました。第一次大戦のとき戦勝国フランスが対独賠償請求をやったことがドイツを極度のインフレに叩き落とし、それがヒットラーの台頭につながったという教訓を大事にしたからです。
ところがどうです日本は。朝鮮、ベトナムと2度にわたる近隣の災厄に助けられて、1968年にGDP第2位になったのを「奇跡の復興」と呼んだのは、蒙古の襲来が朝鮮での遅れのため台風の季節にずれこんだのを「神風」と呼んだのとまったく同じ。明治の近代化以後もずっといい気なまま、虎の威を借る狐を続けているじゃありませんか。
加盟国200国の皆さん、朝鮮戦争がいつ終わったというのでしょうか? これまで75年間、我が国の近海に、3ヶ国の軍艦が来て演習を続け、なかにはわざわざ遠い太平洋の真ん中から来た軍もあったというのに、我が国が一度でも対抗手段を打てたでしょうか。脅かされてきたのはどっちですか。今でこそGDPがトップの座を狙いつつある我が国ですが、この数十年もの軍事的脅威を、貧しかった自国の経済の発展を支えながら切り抜けてきた辛い立場を察してください。我が国が権威主義ですか? 非常事態にある国に平和な国みたいなゆるい体制でやってけと言うんですか。権威主義の国なら攻め滅ぼしていいのですか? 殺されるのはそこの国民ですよ。だいたい、うちが権威主義なら、太平洋の向こうの国は掛け値なしの軍国主義ですよ。何が世界の警察官ですか。世界の暴力団じゃありませんか。日本とフィリピンにあんなにたくさん基地を持ってるじゃないですか。あれはロシアだけが標的なんですか? そんな国が、うちの電子技術を脅威だなんて、相手のことばかり、よく言うよ・・・
(多くの国から拍手。みんな、西洋の横暴に耐えてきた歴史はあっても、中国から悪くされた経験があるのはほんの一部。国連大使はもう少しお上品な口調かもしれないがw」