「テーゼな涙とアンチテーゼな微笑み」
美しいはずの何かは
ときどき残酷になる
スイーツで時間をつぶしている
スイーツで時間を満たしている
誰かはテーゼで誰かはアンチテーゼ
絶妙な不平等
情けないものがどうしても目につく世の中で
説明もめんどくさいほどに
切り離せないから
根っこから
失望しそうになる
それが自分の中にもあると思うと
生きてきた「すべて」が否定されるようで
美しいはずの何かは
ときどき残酷になる
再創造するには
再興するには
取捨選択するべき言語があるようだ
君とボクは残れるだろうか
新しいことばを知っていても
新しい思考回路がないと
新しい感覚は生まれない
今まで
使いたくなかった” ことば ”を
平気で
使えるようになったとき
少しだけ視野が広がる
受け入れたとも言いがたい
噛んでみたら
やっぱりおいしくないのに
平気で使えるようになる
そんな ” ことば ” があることに
時々
気がつく
君とボクは残れるだろうか
陽気な午後と閉塞な午後
誰かは平和で誰かは平和ではない
隣で何が起きているか
わかならい
隣の街
隣の国
隣の人
隣の夢
スイーツで時間をつぶしている
スイーツで時間を満たしている
時給で黙々と時間をつぶしている
歩合でコツコツ時間を満たしている
1日中晴れた場所と1日中雨の場所
誰かは退屈で誰かは非常事態で
心の中ではどうなっているか
わからない
平等は万能か
競争は最善か
絶妙な不平等
君とボクは残れるだろうか
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