3月7日◆偶然が偶然を呼ぶ!?
今日は早朝の便で出張で九州にやってきた。空港から目的地まではバスに乗ることになっていたのだが、待ち時間が1時間ほどあったので、どうやって過ごそうかゆるく考えていた。1時間というと長く感じる人もいるかもしれないが、私は比較的スキマ時間を活用することに慣れている方だ。仕事をしたり、メールをチェックしたり、動画やSNSを見たりしていればあっという間に時間が経つ。しかし今日はなんとなく朝から疲れていたので頭や目を使いたくないと思い、そのどれもピンとこなかった。
空港の案内表示を見ると、なんとバス乗り場の近くに足湯があるというではないか!フライトで少々むくんだ脚を癒やすのにもぴったりだと思い、ふらりとその方向に向かった。
その時、どうも見覚えのある女性がいた。まさか…とは思ったものの、彼女が言葉を発した途端、確信を得た。高校の同級生だ。私たちの共通の地元は愛知県である。「なんでこんなところで?」と思ったものの、私はとっさに名前を呼んでみた。
最初は「え?」っとうろたえた顔をしていたが、すぐに私だと気づいて
「ちょっとぉ〜、こんなところで何しとる?」
と、大きな声で期待通りのリアクションをしてくれた。彼女は割と、というかかなり強烈キャラの持ち主で、だからこそ私も気づけたのだが、そのキャラはますますパワーを増していた。高校時代の同級生といえども5〜6年前に東京で数回会っていたので、それなりにアップデートされていたはずだったのだが、どうやら甘かったらしい。
彼女は矢継ぎ早に今の自分の状況を説明してくれた。起業家としてかなり飛躍しているようだ。野心も上昇志向も強く、どこまでも突き抜けていくエネルギーは、ある意味痛快だった。私は30代の前半くらいで”ガツガツ”したものを置いてきてしまったので、年々穏やかな方向へ向かっていて、周りにもそういう人が集まるようになった。だからこそ真逆のベクトルを持った彼女はとても新鮮に感じたのだ。
以前「総合力をどう発揮するかが鍵ー40代のキャリアカウンセリング日記②」 で書いた内容で、”偶然が偶然を呼ぶ”というくだりがある。あのカウンセリング以降、私は以前より”偶然”を意識するようになった。だからかもしれないが、今日の偶然の再会は、もしかして何か意味があるのかも…?と思わずにはいられない。私がベクトルを真逆にして、彼女のように突っ走ることは到底考えられないけれど、少なくとも事実と感想をこのnoteに書き留めておこうと思ったのは確かだ。もしこの偶然から何かが変わったら、今日のnoteを見返しにこようと思う。
ちなみに、短い時間にスコールに打たれたような衝撃を受けたので、足湯に入るのをすっかり忘れてしまった。帰りの便の前に入れるかなあ…。またバッタリ会ったりして!?