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【麦酒芸術研究所23】 ビールを飲み、中国SNSへの投稿スタイルを決める
本日は、『 中国の SNSサイトで自身の絵を公開したら、どんな反応になるか? 』の続々編です。
1. 御挨拶
こんにちは。
日系企業(化学メーカー)で研究開発を8年、いまは上海で技術営業をしている36歳の会社員です。『 ビールで実験を、ビールに貢献を 』を合言葉に、ビールへの貢献活動をしております。
今回でvol.23。昨日食べた麺料理があまりにも辛すぎて、昨晩からお腹を壊している今日この頃です。
2. 中国SNSサイトに対する投稿様式の分析
さて、前回は、『 中国SNSサイトでのアートワークの投稿を見直す 』というお話をし、なぜ見てもらえていなかったのか、その原因分析と、仮説設定を行いました。前回記事はこちらです。
で、今回はその仮説に対して取ったアプローチを御紹介し、その進捗状況を御説明いたします。
まずは前回行った仮説設定のおさらいです。以下を改良ポイントとして設定いたしました。
仮説設定
① 対象ユーザー(多くが女性)に有益な内容にする
② イイね = 真の閲覧数ではないため、真の閲覧数を取れるサイトにする
③ 投稿内容の信頼性を高める
この3点に対し、以下のように取組みを見直しました。
① 対象ユーザー(多くが女性)に有益な内容にする
知りたい情報は、本質は“自慢できる情報”と言える。つまり、“新しい情報”、“可愛い情報”、“オシャレな情報”と考える。これらを情報を知ってトライしたことで、その物が売れて自身にお金が入る、といったところまで行くと更にハッピーになりやすい。少なくとも、これら情報を得て、それを周囲に拡散し承認を得る、という欲求が高い。
ではこういった『 情報 × ビール 』は何か?ここに対するアプローチは、これまで自身がコレクションしてきた“日本でしか飲めないビール”や、“海外の珍しいビール”、こういったところを載せることで興味を持ってもらえるよう設計したいと考える。
また、前回報告した通り、大前提として“面白い”・“動画が主流”ということが重要であるため、この“動画”という部分に自身のアートワークでアニメーションを付けていきたいと考える(詳細は後半で)。
② イイね = 真の閲覧数ではないため、真の閲覧数を取れるサイトにする
『 绿洲 』は、イイね数しか出ない。つまり、単純な“閲覧数”を把握することができない。
前回報告の通り、中国人は“動画縦スクロール × 短時間視聴(10秒以内)”がかなり一般的な様子であるので、単純にイイねを押さないでスクロールする可能性が高い。よって、イイね数ではなく、視聴数(目に留まって印象に残ってもらう)だけを狙っている場合、このサイトは最適でない。
よって、単純な“閲覧数”が把握できる、『 小红书 』に切替えていく。
③ 投稿内容の信頼性を高める
ここが最もポイントと言ってもいい。例えば中国では、投稿内容の信頼性が高くないと、情報の信頼性が低い故、関心を持たない。よって信頼性を高めるために、KOL(いわゆるインフルエンサーやライバー)と提携し、沢山の投稿をさせることで、信頼性のある情報としてみなさせて、購買心理を促す、という手を取る。どうやらKOLをフォローしている人数は6億人近くいるそうです。凄まじい数ですね。
一方、ではその6億人に本当にKOLの情報が刺さっているのか?恐らくこの答えはNo、に年々変わってきていると考えます。なぜなら、6億人まで増えたフォロワーに刺さる投稿を投げ続けることによって、情報量が増え、タイムラインは同種のものが溢れ、その情報を、“またか”と思ってみなくなる、ということが発生すると考えられるからです。よって、認知は増やせても、それでその情報に本当にアプローチしたいか、といったところが起きなくなる、と考えられます(認知がいらない、といっている訳ではないです)。
ではどうやってアプローチしたい情報だ、と思わせるか?
ここはもう、シンプルに足を使って、一人一人に自身の取組みを伝え、紹介していくしかないな、と思いました。つまりは、一人一人に会って、お話し、自身の取組みを、SNSやnoteを履歴書代わりに使って、関心を持ってもらう(心に届けていく)、こういった取組みになると思います。
長々記載してきましたが、上記のような考えを使って、今後取組みを行っていきたいと思います。後半ではその一端として、中国SNSサイトをどう変えたのか、その具体的な取り組みを御紹介します。
3. 中国SNSサイトへの投稿をこんな風に見直しました
前半は、中国SNSサイトに投稿したアートワークに関し、惨敗した原因がどこにあって、どう仮説をたて、どう取り組むか、をご報告しました。後半は、実際に作り替えた様子をご報告いたします。
では早速、投稿をこんな風に変えました!前回までの投稿は、上記にリンクした前回記事を御参照ください。
まずは『 小红书 』の投稿画面。
アカウント名・自己紹介は分かりやすいように、Instagramと連動するよう、同じ名前を使っています。頑張って中文で打って、日本人なので日文も打ってます。
で、投稿内容はこちら。
自身のアートワークを生かすよう、マガジン風にしています。で、動画への関心が強い国なので、自画像投稿部分(右上)は10秒以内で動くように設定しています(何か自分の分身君みたいで、愛着わいてます)。
投稿内容は主に3つで、①ビール紹介、②アートワーク紹介、③自身の日記、としています。それぞれ“ビール”を中心に連動したアクションではありますが、それぞれアクセスポイントを分け、多くの人に認知いただけるように設計してみようと思いました。
以上が投稿内容の見直しです。これに加え、オフラインでの取組みも開始。まずは現地駐在員の方々、中国語勉強でつながった中国人の方々にコンタクトし、お話する、みたいなことも開始しています。
今回の御報告はここまで。今後は、中国SNSサイトに投稿した内容がどうなったのか?、といった点を定期的にレポートできればと思っております。どうなるのか、楽しみです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
4. 自由研究
1. Background
大変雑で申し訳ございませんが、やはりネットの情報力には敵いません。そのため、以下の通り、外部情報を参照させていただきます。
Val Dieuの基本情報は、以下HPを参照。
Val Dieu Abbeyの情報は、以下Wikipediaを参照。
2. Sample
【試料】 Val Dieu Blonde
【購入場所】 久光 龍安寺店
【原材料】 ①水 ②大麦 ③砂糖 ④酵母 ⑤ポップ
3. Results and discussion
【試験環境】 温度:26℃ 湿度:63%RH
【麦酒環境】 温度:9.2℃(MITIR製 水温計)
以下レーダーチャートに、試飲の官能試験結果を示す(n=1)。なおBlankは、2019年日本国内で最も購入されたビール銘柄である、Asahi superdryを用いた。
ヴァイツェン特有のバナナ感をダイレクトに感じる。香りの広がりが凄まじい。
【ペアリング】
本命:※そのまま飲みたいタイプ
対抗:野菜スティック
大穴:じゃがりこ うすしお味
4. Conclusion
『 修道院の神聖なる空気感を身にまとった香り豊かな一品 』
Reference
・Val Dieu 公式HP
・Wikipedia
Data
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![KENTA AOKI @ 会社員 × 塗り絵作家 × ビール愛好家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113660200/profile_f894904516c5fa62cd0c04b0635082eb.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)