わたしのこえなはなし
ネタが無いから、適当に自分の話。
私の声は、よく"何かしら"言われる。
"可愛い声だね"
なんてことをはじめましての人には
よく言われるけど、すごく返事に困る。
私の声は、アニメ声のような感じらしく、あまり良いイメージは持たない印象。
そんな声を1番貶してきたのは
私の母だった。
喋るだけで、その声気持ち悪い、アニメみたい、ぶりっ子みたい、本当にやめて、なんて言われてきた。
だから幼少期の頃、大人っぽい話し方や、低い声を研究したり、練習したりした。
なんとかあまり母に言われなくなったけど、たまにボロが出たりする度に、少しだけ心が痛んでしまう。
気にしなきゃいいのにね。
母から言われる言葉なんて。
でも他人とは違う、すごく心深く突き刺さる。
何度も耳をはぎとってしまいたいと思った。
そんなこと言われる度に
勝手に、悔しくて、涙が出る。
バレないように、布団の下で声を抑えて、
気にしないフリをしてたけど、きっとお母さんは、知ってるのかもしれない。
母親というのは、そういうものなのかもしれないと、自分が母親になって思うことがある。
離れた今、そんな事を思うとなんだか不思議な気持ちになる。
母が憎いのか、よく分からない。
時折泣いていた母を見て、思う。
なんせ当時学生の頃の私は、"くそがき"だった。
お互い様、なのかも、ね。
そんな、わたしのこえのはなし。