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HATSで実現する「止まらない現場」-技術と人の力を融合するロボット活用の新たなステージ-


こんにちは!キビテク採用広報チームです。

「ロボット、AI技術を通して、心の幸せを増やすこと」をミッションに掲げ、私たちは日々ロボット開発に取り組んでいます。 

私たちの主力事業、独自技術である自律ロボット遠隔支援サービス「HATS(Highly Autonomous Teleoperation Service)」では、ロボットの導入から運用、保守まで一貫してサポートしています。
ロボットの自律制御と人間の柔軟な判断力を融合させた、まさにミッションを実現するためのキーテクノロジーです。

そこで今回は、HATSについて「どのような場面で活用されているのか」「社会にどんなインパクトを与えているのか」をお話しします。

ロボットと人が共に創る未来を一緒に覗いてみましょう。


人とロボットの協働で、未来を創造する


主力事業である自律ロボットの遠隔支援サービス「HATS(Highly Autonomous Teleoperation Service)は「ロボットをリモートで操作しながら、自律的な作業をサポートするシステム」です。
ロボット自身が考えて動く「自律性」そして人がリモートでサポートする「安心感」を両立させたHATSは、様々な現場で活躍しています。

HATS導入のメリット


私たちは、物流業界やロボットを新たに取り入れようとする現場において、いくつかの大きな課題に直面しました。
そもそも、ロボットは現場に持ち込んだだけですぐに活用できるものではなく、業務効率を高めるためには、導入前に綿密なレイアウト設計や動線の検討が必要です。
さらに、導入時には条件設定や稼働確認、調整作業を繰り返し行い、エラーが発生しない状態まで作り上げる必要があり、これには膨大な工数とコストがかかります。
また、運用段階においても、ロボットの操作や保守を担う人員を配置する必要があるため、現場の負担が増えるという課題が挙げられます。


こうした現場の負担や課題を解消するために、私たちはHATSの導入をご提案しています。
HATSはロボットを現場に導入したその日から遠隔サポートを受けながら運用を開始でき、エラーの復旧や条件の最適化など、現場で発生するロボットに関わる業務をリモートで代行できるため、スムーズな導入と運用が実現するのです。


2022年9月に株式会社八幡ねじ様の物流倉庫にHATSを搭載した自律走行型搬送ロボット「HATSキャリー」を導入しました。

物流業界では人手不足や労働環境の厳しさが深刻な課題としてあり、特に倉庫内でのピッキング作業は、膨大な移動距離や反復性の高い移動作業から多くの現場で効率化が求められています。
八幡ねじ様でも同様の課題を抱えており、業務に人的負担がかかっていました。

そこで浮上したのが「HATSキャリー」です。


HATSキャリー


HATSキャリーは、商品の棚の間を自律的に走行し、必要な場所に物品を運ぶ役割を担います。
またリモート操作により、現場にいないオペレーターが問題解決に素早く対応できるのが特長です。

例えば倉庫内でロボットが障害物にぶつかり進めなくなった場合は、遠隔オペレーターが即座に介入して問題を解決します。そのため「ロボットのトラブルで作業が止まる」という心配はなく「止まらない物流」を実現することができました。
この取り組みは、物流業界におけるロボット技術の可能性を示す大きな一歩となったといえるでしょう。


私たちは「人の手では解決が難しい課題こそ、技術の力で補うべきだ」と考えています。現場の人々が「安心して働ける環境」を整え、社会全体が一歩前進するための道筋をつくることが私たちの仕事です。

◻︎HATSキャリー導入事例

動画でご覧いただけます


キビテクの技術を「身近なツール」に、より良い未来を描く


ロボットはもはや「未来の技術」ではなく、現代の社会課題を解決する「身近なツール」になりつつあります。
しかしその一方で「ロボットが人の仕事を奪うのではないか」「使いこなすには専門知識が必要なのでは?」という不安の声も耳にします。

私たちはこうした不安を払拭し、ロボットを「誰もが気軽に使える身近なツール」として社会に浸透させることを目指しています。


中でもHATSは「身近なツール」としてロボット導入のハードルを下げ、現場の業務効率化に貢献しています。
例えば不具合が発生した際には、メールやSNS通知、モバイルフォンなど複数の方法でエラー情報が発信され、オペレーターは即座に現場の状況を把握しリモートで対応できます。

実際のリモート操作画面


また、操作のしやすさもHATSの大きな特長です。
ゲームパッドのような直感的なインターフェースを採用しており、画面上でロボットと対象物の位置関係が明確に分かるデザインになっています。さらに、複数台のロボットを同時にモニタリングできるので効率的に運用できます。専門知識のない方でもシンプルに操作できるため、導入に対するハードルは大きく下がっています。


詳細はこちらから


私たちはHATSを皮切りに、ロボットに任せるべき作業と、人間が持つ創造力や判断力を活かす作業を区分し、それぞれの強みを活かす協働関係を社会に提案していきたいと思っています。

そしてロボット導入のハードルを下げ、より多くの現場で「ロボットが助けてくれる日常」を実現するために日々開発に取り組んでいます。


HATSの活用は物流業界にとどまりません。
労働力不足が深刻化しているサービス業や介護領域など、様々な分野で需要が高まっています。
社会全体が「ロボットは難しいもの」という固定観念を手放し、誰もが気軽にその恩恵を享受できる未来を、私たちは描いています。



私たちの想いに少しでも共感していただけましたでしょうか?

キビテクでは、HATSやロボット技術を通して、より良い未来を一緒に作っていく仲間を募集しています。
技術を通じて社会に貢献したい、ロボットの可能性を広げたい、そんな想いをお持ちの方はぜひHPの採用情報をご覧ください。

一緒に働ける日を楽しみにしています。

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