鬼滅の刃 第二部が始まると思っていたのですが

潔く連載終了して残念な気持ちに。昭和世代なので、続いてほしかった。アニメが良かったので。硬い感じの線と、子供のバランスのキャラの絵柄で読みにくなと思っていたので。呪術廻戦がアニメ化するというので、だいぶ見やすくなりそうで、楽しみにしている。

山田玲司のチャンネルを見て、読んでいる子どもたちの共感の理由、閉塞する世界で生き延びるために、悪い鬼と命がけで戦うという物語が、山羊座の冥王星がいる時代の気分だなと思ったのでした。水の呼吸とか、全集中とか、身体に対する重圧が高すぎる世界観だなと思っていたので。世代間抗争の気分、というのも、山羊座の世界での最終決戦みたいだなと思っていたのでした。

作者が女性だという話も、言われてみれば、という感じでした。鬼に対しても優しい気持ちで戦いに臨むことと、言い訳しても死、肯定しても死、という理不尽な御前会議、神話的な女神のようだなと思ったりしたのでした。

デビュー作の過狩り狩りは、珠代と愈史郎のペアと鬼の一族の当主らしき鬼と、一族の掟に従わないハグレモノの鬼の戦いに、人間の剣士が戦いを挑んでくるという、なかなか凝った話で、ずいぶん大人な話だなと思いました。作者の資質がだいぶ大人よりみたいで、これが鬼滅の刃になって子供たちを中心に大ヒットしているというのが、なかなかすごいことだなと。

二部への期待も、鬼舞辻無惨と一体化した炭治郎、もともと鬼と人の本質的な差はない存在という、光と影の存在だという世界観なので、人に追われる鬼から描いた主人公で、迫害されるほうからのストーリーが始まるかな、と思ったのですが、炭治郎たちを生かして終わる事にしたはなかなか見事だなと思ったのでした。今まで少年ジャンプっぽくしなかったみたいで。東京喰種とか、終わりのセラフみたいになるのかもしれない。おっさんは安心して読めてしまうだろうけど、子どもたちには辛くなりそうだし。後追いで漫画のほうを読もうと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?