雷獣②

最近寝る時に暖房を切るようにしてから口が乾燥することがなくなった。これにより不快感で目覚めるといったことがなくなって睡眠の質が向上し、今日はついに夢を見ることができたのである。寝ている時に見た夢は起きた時には大半を忘れているものだが、起床後1時間後の現在でも夢の内容をはっきりと覚えているのである。これも睡眠の質の向上の現れなのだろうか。

夢の内容はざっくりというと2泊3日で名古屋に行くというもので、飛行機に乗るなどの段階はすっ飛ばしていきなり名古屋に着いた状態からスタートしていた。車で名古屋駅周辺をドライブし、窓から見える都会の景色に驚いていた。私は名古屋には一回も行った事がないし、名古屋について全く知らないので夢で見た名古屋の景色は全部妄想だったとは思うが、夢で見た名古屋は高層ビルが並び立び、立派な駅もあって、福岡市とは比べようもないくらい圧倒的な都会だったのである。あまりにも夢で見た名古屋の景色が立派だったので、だんだんと名古屋に行きたくなってきた。この話はこれ以上広がらないのでこれから別の話題にうつる。

私はお笑い番組やギャグ漫画を見ても、口から声が出るほど笑うということは滅多にないのである。ただ笑わないで面白いと感じるだけということはよくあるのだが、声を出して爆笑するということとなるとなかなかハードルが高いと自分で思っている。
ところが先日、YouTubeの「雷獣」チャンネルが投稿した新しい動画の内容は「新メンバーオーディション」であったのだが、この動画だけで3回も声を出して爆笑してしまう瞬間があった。動画の内容は、3人組である「雷獣」メンバーから新メンバー1人をオーディションで決定するということで現メンバーの3人が面接官となり候補者一人一人に色々と質問していくというものであった。一癖も二癖もある候補者たちから面白い部分を雷獣メンバーが見事に引き出し、この30分近くの動画に相当数の笑いどころが用意されている。笑いの真髄を見た気がする。誰かが放った何気ない言葉でも雷獣メンバーが一つツッコミを入れるだけでさっきの言葉が魔法のように面白くなるのである。その部分の一例を挙げると、

雷獣メンバー「まず自己紹介からお願いします」
候補者「雷獣のお三方と同じ高校で だから灘高校で 2個下です」
雷獣メンバー「これが名前?」
雷獣メンバー「何を紹介してるんですか?」
一同「(爆笑)」

というものがある。この時の候補者の人物は雷獣メンバーと同じく灘高校出身のようなので、「雷獣のお三方と同じ高校で だから灘高校で 2個下です」という発言は自然だと思ったのだが、これを雷獣メンバーは聞き逃さず「これが名前?」と聞き返したのだった。確かに自己紹介といったら最初は名前から名乗ることが自然だが、この候補者は名乗りもせず自身の出身高校から名乗り始めたので、このツッコミによりこの候補者が頓珍漢なことを言っているように思えるのである。それに追い打ちをかけるように「何を紹介してるんですか?」とまで言う事で、面接会場は爆笑の渦に包まれることとなった。雷獣メンバーの笑いのセンサーは非常に洗練されているのである。

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