【おばちゃんドキドキの東京旅行で出会った、東京駅と仁美ちゃん】2023/03/12#009
2022年9月18日(日)朝7時過ぎ、私は東京駅のホームにいました。
前日、出雲から、人生初の寝台特急「サンライズエクスプレス」に乗って東京駅に着いたところでした。
サンライズがホームに停車している間は、初サンライズとの別れを惜しむように写真や動画を撮っていました。
そして、いよいよサンライズが回送されると、一気に私は現実に引き戻され、地元では見たことのない大勢の人たちが乗り降りするホームに取り残されました。
心の中では、どうやってこのホーム階から出たらいいのか?
娘との待ち合わせは「渋谷ハチ公前」10時40分
乗り換えて行けるんだろうか?
やっぱり、娘に東京駅のホームまで迎えにきてもらえばよかったかな?と、
頭の中は、ぐるぐるしていました。
その時、前日、出雲駅のホームでサンライズの入線を待っていた時、前に並んでいた女性がいたんです。
女性との出会いは、サンライズのシャワーカードをゲットするため、早めにホームに上がった時で、ホームに上がると、すでにシャワーカードの列ができていて、どんどん列が長くなる中、先頭から何番目か人数を数えたりしてソワソワしていました。
前に並んでいる女性、どうもひとり旅のよう、私もひとり旅だったので、サンライズの入線を待つあいだ、「シャワーカードの列ですよね?」とか「シャワーカード買えますかね?」と、たわいない言葉を交わした。
いよいよサンライズが入線すると、列に続いて車内に入りドキドキしながら自分の番がくるのを待った!
なんとか2人とも無事にシャワーカードをゲットできて、そこで「よかったですね!」と言って別れた女性でした。
お互い「あっ!」となって「昨日は、どーも!」なんて話をしていたら、女性は東京の人でサンライズ出雲往復で山陰を旅行して帰ってきたところだとわかりました。
女性の名前は仁美ちゃん。
仁美ちゃんは、私にこれからどうするのか聞いてくれて、私は渋谷で娘と待ち合わせしているが、まだ時間があると言った。
すると、今度は行きたいところはないか聞いてくれて、私は「東京駅を見たい。」と言った。
仁美ちゃんは、私を連れてホーム階から下りて改札を出て外に連れていってくれた。
ついさっきまで、どうやってホーム階から下に下りるんだろう?
乗り換えて渋谷どうしよう?って、思っていたから、仁美ちゃんは、もう私にとって神様みたいな存在でした!
朝早いのに、これだけ大勢の人がいる東京ってスゴいなって思い、緊張しながら、仁美ちゃんの後ろをついていきました。
本当に助かった〜!
私の東京旅行の始まりがスムーズにいったのは、仁美ちゃんのおかげです。
もちろん!サンライズエクスプレス乗車記念のチケットは、窓口で持って帰れるようにしてもらいました。
東京駅から出たところで仁美ちゃんは、私に振り向かないよう言いました。
そして、どんどん歩いて横断歩道を渡って東京駅から離れていきました。
そこで、やっと「振り向いていいですよ。」と言った。
振り向くと、そこは東京駅が真正面で全体が見渡せるベストスポットでした。
素敵〜!
素敵すぎ〜!
昨日、たまたま前後に並んでただけで、今日会ったばかりの私に、こんなサプライズしてくれるなんて!
初めて見た東京駅は、仁美ちゃんの心遣いで最高の思い出になりました。
その後、一緒に朝ご飯を食べて、Suicaのチャージの仕方を教えてくれて、渋谷まで着いてきてくれて、眺めのいいカフェでお茶をして、娘に会えるまで一緒にいてくれました。
田舎から出てきたおばちゃんを放っておけなかったのかも知れません。
それでも、優しすぎでしょう!
東京駅と仁美ちゃんを思い出すとき、いつも心が和みます。
私は、ついてるって思います。
なんでも、うまくいくんです。
だけど、それは、こういう出会いがあって、いつも助けられているからなんだなって。
だから、私も誰かの役に立ちたい。助けたい。喜ばせたい。って、思っています。
今日は、会いたい仁美ちゃんとの再会を願ってnoteにしました。
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