#003 怪人蠍男
シンプルでかっこいいデザイン
低予算の中でいかに怖いデザインにするか、低コスト高パフォーマンスを狙うのはなかなか難しいですよね。
蠍男はマスクの覗き穴から目が見えているのがいかにも被り物っぽく、そこが改造人間っぽさを感じられて、怖さアップに貢献してたのではないでしょうか。
私的には口元のデザインが結構気に入ってまして、実際のサソリの口元とは異なるこの形にした経緯は分かりませんし、ぶっちゃけ蓮根を貼り付けたようにしか見えませんが、気に入ってます。
ちなみに最初期に登場しただけあって、サソリをモチーフにした怪人は意外にも蜘蛛と蝙蝠に次いで多いらしいです(参考元サイト:https://kamesan555.hatenablog.com/entry/2017/02/02/230000)
ライダーでサソリといえばカブトに登場したザソードがいますね。
シン・仮面ライダーで長澤まさみさん演じるサソリ女がキャラ的に一番振り切ってて(実はとても長澤さんらしい)、頭上のサソリの尻尾くるくるが可愛くて好きですね。
チーム戦法
怪人蠍男はチーム一丸となって標的を翻弄します。
これはつまり、数とチームワークで敵に勝る戦術です。
地味かもしれませんが、戦いにおいて数の差はとても重要。
だって優秀なひとりよりも、平凡な多数の方が強いのですから。
そこで彼らが劇中で披露した戦法はなんと、ライダーを囲んで前転して回るというゴロゴロ戦術。
「こいつら、何をやってるんだ!?」
IQ600の本郷猛はきっとそう思ったに違いありません。
まあ、次の一手が読めないという点では確かに翻弄に成功してる気がします。
まあ、昭和作品ですからね、微笑ましく受け止めましょう。
しかし地面を前転して回るなんて絶対に筋肉痛なりそう。
大野剣友会の皆さん、おつかれさまです。
他には戦闘員たちと砂地に身を潜めてライダーを待ち伏せる作戦を実行しました。
なるほど、サソリだから砂地なのですね。
いやでもそれサソリじゃなくてアリジゴク…いや、野暮なことは言いますまい。
結局ライダーのOシグナルで隠れた戦闘員を個別撃破されてました。
本郷ライダーって地味にチートキャラですからねえ。
本郷猛を始末するために登場したけど、いつもならどんな標的にも通じる戦術が、本郷猛には通じなかっただけだったんです。
令和の現代で、TRPGで登場させるなら、どんな人海戦術を駆使するでしょうね。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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