【日記】Windows96

 Windows96、という、フザけた名前のアーティストがいる。
 名前からして、1990年代後半の、あり得べき未来を示唆している。
 いま流行りの、シンセウェイヴとか、ヴェイパーウェイヴとか、レトロフューチャリスティックとか、シティポップとか、そういうサウンドの先駆けなのではないか、と勝手に思っている。
 ヴェイパーウェイヴの代表作である、「現代のコンピュー」などでは、ビジュアルや名前として、その頃のCGやインターネットをパロディーしている部分もあるけれども、サウンドは、遅回しにした懐かしい音源そのまま、ということをしていたりする。Windows96は、どちらかというと、当時の音素材、サウンドフォントを利用して、エレクトリックな音楽を、一から作っているDJという感じ。もう少し凝った、立ち入った音が聞ける。
 数年前に聞き始めたと思うが、また動画サイトでおすすめに出てくるから、聞き直したりしている。活動期間は、けっこう長い。

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