【日記】弔いの旅
ある人を弔う旅をしていた。今日で終わった。全て自転車で旅をした。合計で三日間費やした。一回で四十キロくらいの距離だったので、合計では百キロは超えたはずだ。
自転車はまだピンピンしている。百キロ走ったくらいでは、なんともないらしい。最近は、この旅に休日のほとんどの時間を使っている。足は死んだように疲れる。しかし、終わった瞬間は何でもないかのようだ。疲れは、自動車がエンジンを使い果たすようには、減った感じもしないし何かを消費する感じにもならない。一見、なにも変化していないかのようだ。しかし、翌日にはグッタリ疲れている。疲れと、その発揮した運動量とが釣り合うような感じがしない、と、ことあるごとに思っていた。伝わるだろうか。
三日間、毎回前回終わったところから始めるので、実際には活用しない道のりも走らないといけない。だから、有効な距離は百キロもないかもしれない。走るうちに、自転車と仲良くなった感じがある。