【日記】読書法
一週間もすれば、その日あった出来事を、エピソード単位以上には覚えていないということがわかった。
これが人間の記憶の限度なのかもしれない。
フィヒテの『啓示とは何か』をずっと図書館で借りていて、やっと読み始めたのだが、カントに追う所が非常に多いらしいので、読むのをあきらめた。
カントは、本当に触りしか読んでいない。
カントが使う用語は、あちこちで目にする。ほんの少し知っていることが、余計に悪いのだろうか。
資格取得の勉強をしていて、思うのは、二度何かを読むとしても、それをあたかも初めて読むかのように、逐語的に読まなければならないということだ。
人間、同じ文字を読んでいると、だんだん目が滑っていく。それを、錨でも降ろすように針で留めるように、読んでいくのだ。
普通の読書にも応用できるかもしれない。