【日記】なにもない
今日は、なにもない一日だった。
毎日自分の仕事で行く顧客の日報ですら、もう少し書き込むのに、今日はこのザマだ。
一体この、「なにもない」性は、どこからやってくるのだろうか。なぜ、こんなにも押し付けがましいのだろうか。
「なにもない」と思わせるときは、だいたいが、何かが介在している時だ。子供が強制的に絵日記を書かせられている時などに、うつ病の人のうつのように、訪れる。
今日は、いろいろなことをやった気はするけれども、結局大したことはしていない。少なくとも、ここに書き付けるようなことは。白紙の重圧。恥をかきたくないという、衛生的思考。何かをプラスにするのではなく、マイナスをゼロに戻そうとする運動全般。それがあることによって、なぜか急に、素晴らしい一日が、何かの評価軸にとって、マイナス点からのスタートになってしまうのだ。
などと漫筆を重ねている。