【日記】ホドロフスキー『エル・トポ』
ホドロフスキーの「エル・トポ」を見た。
ホドロフスキーの語法は、ある程度決まっていると、これと「ホーリー・マウンテン」を見比べて、思った。
西洋的な、シルクハットを被った集団は、頭の悪い、唸り声しか発さない動物的な存在として描かれる。
力を持つのは、禅やヨガ、チャクラなど、聖なる力を持つもの。だが、融通が利いて、いつの間にか覆ったりする。
友情と同性愛、異性愛などが分け隔てなく、唐突に現れる。
要素をやっと分解できたからといって、あの映画を理解したことになるのかといえば、怪しい。
だが、そもそもあれが、何らかの理解を目指すべきものなのかどうかも、分からない。
大筋はわかった、ガンマンがいて、最強になるため、他の四人のガンマンを倒さなければいけない。
神のような存在として、途中から現れた、モサモサの白髪の男は、何だったんだろうか、どこから現れたのだろうか? 一度死んだガンマンは、生き返ったのか、なぜ生き返ったのか?
途中で断続的に寝てしまったので、そこでストーリーの糸が途切れた可能性はあるが、極めて薄いと思う。誰かに、強く声を掛けられる夢が多かった。それほど長く寝ていたわけではない、数分だったと思う。