【日記】コラージュ

 コラージュの絵を描いた。
 絵を描いたというほどのものではない。ただ、思うままに写真を切り抜いてコラージュしたというだけのことだ。とはいえ、自分にとっての意義は深い。絵も、技術としてのコラージュも、よく磨かれた技術としては全く知らないのだが、誰でもできるものとして、何をすればいいのかというのは知っている。だから、やったという面がある。自分でも始められ、何かを誰かに教わる前に始めることができるからこそ、飛びついたという面もある。とにかく、自分なりに必死でコラージュを試みてみたのであるが、逆に、いつかの伝統としてある、美術としてのコラージュをやっていたという人がいるとしたら、コンピュータでそれこそ誰でも出来るものとしてコラージュが発展した経緯と、その結果、誰かの日記や感じたこと、一種の大喜利として機能しているのを見たとき、何を思うだろうか。コラージュには、そんなところには収まらない、もっと重大な意義があるだろうとか、言い出すのだろうか。しかし、そこで言う意義というのは、果たして何だろうか。知ってみたい気もする。

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