【日記】パプリカ
筒井康隆原作のアニメ「パプリカ」が、地上波初放送だそうだ。あの妄想的なぐちゃぐちゃを、よく地上波で放送しようと思ったな、けっこうエロいシーンもあった気がする、主人公の女のオルターエゴだか何かが、皮膚をめくるように胸元から引き裂かれるというシーン、それから、最後の方で、悪役の若い男と年寄りが、ベッドで同衾しているというシーンもあった、そこまでして、それを流して、今の精神構造に響くところがあるだろうか、当時の狂気のイメージ、それも、筒井康隆の狂気も、今敏の狂気も、それぞれ何年代という、十年単位の忘却が、そこに挟まっているのだ。どうなんだろう。