【日記】昨日のこと

 残り一時間で、急いでいろいろな支度をしていたら、何とか予約の時間に間に合った。レンタカーのある所は、家に近かった。家の近くに他にもレンタカーをやっている所が多いから、今日はどこだとか、何の車種だとか、車が使いづらいとか何とかいろいろ嫁は言っていたけれども車に詳しくない自分は何のことやら感じることはなかった。が、カーナビの使いづらさ、使いやすさについてはなんとなくわかった。世代が違うのだろうか。目的地を検索するのに、今までのは五十音順のタッチパネルだったが、昨日のはスマートフォンと同じ入力ができたのでかなり楽だった。カーナビというのは、僕は車については無知なのでそんなことも知らなかったのだが、停車している間しかカーナビの操作が出来ない。カーナビの操作をしている時にハンドルがおろそかになって事故って死んだ人でもいたのだろうか。スマートフォンを、ブルートゥース接続して、カーステレオに繋いだ時にも、音楽配信アプリが「カーモード」か何かになって、全くハンズフリーで操作するようになったのも、似たような理由だろう、それで便利というよりは、車を運転している人が、手を放して何か操作する仕組みにはしてはいけない、何か法律でもあるのだろう。その音楽配信アプリの「カーモード」か何かは、手動で解除することが出来る。助手席で操作する分には、ふつうの操作の方が便利だ。色々な曲を流す。嫁と、気に入る音楽の種類がほとんど合わない。万事に言えて、映画とか、本とかでも、同じ系統のものを気に入るということがほとんどないのだが、別に同じものを楽しむということが頻繁に起きるのが気が合うことだとも思わないし、たまにそういうものが見つかればそれで十分だと思う。自分が操作するものだから、自分が気に入っている曲をドライブ中に流す。自分の気に入る曲ばかり流していても、飽きてしまう。音楽配信ソフトの、おすすめの音楽を試しに流してみたら、絶望するくらい好みと合わなかったので、いったい何を見ていたんだと言いたかった。アイドルの曲とか勧めやがる。何となく、普段にない刺激でもあるかと思っていたが、そのおすすめが軒並み、モニャモニャと何だかわからないことを歌うスタイルだったので、よけいに絶望した。自分の感性を、SNS的文化に売り飛ばしてはいけないのだ。いうことは立派だが、家に帰って酒を飲みながら見るものはいつもユーチューブのおすすめ動画になってしまう。現代は恐ろしい。車を出し、最初は細い道なので一方通行に怯えながら、たまに逆走しながら、何も起こらずに済んでよかった、大通りに合流していった。

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