【日記】桂歌丸の『真景累ヶ淵』
前に、桂歌丸の自叙伝のようなものを読み、そこで気になっていた、彼の『真景累ヶ淵』を聞いてみることにした。
聞き始めることは、少し勇気が要る。
この落語は、六話か、もう少しあったかもしれない、それくらいの続き物であり、全てを演じきった落語家は少ないと言われている。
時間を見てみたら、五時間以上あった。
しかし、長編小説を読み切ることを考えてみれば、流し聞いていて、いずれは聞ききれない範囲ではないとも思える。
いざ聞いてみると、各話の構成が非常にはっきりしていてわかりやすかった。
それでいて、ふつうの落語にはない、鳴り物の演出などあって、ほかの一話で完結する話とはまた違う味わいがあった。
まだ三話目くらいで、仕事の行き帰りなどに聞いている。