【日記】カクテル
はじめて家でカクテルを作った。いや、初めてではなく、前に一回だけ、何か作った覚えがあるが、一年くらい前のことで、それきり手を付けていなかった。しかし、この一回やってみてやめているというのは、案外大事なことかもしれない、なんせ例えば毎日続けていることだとかは、一日のうち十分程度だとしても、人を変化させてしまうには十分で、その分人生に対するウエイトが大きいということであり、何かをやり始めたばかりで、さっそくそれが始まるというのは、即断の類に入る、うまく言えていないが、初日から続けるといって決めて続けていることというのは、はたから見れば、あと振り返ってみると、どことなく未熟な影が差している、という風にも言える。どちらもうまく言えていないが、ともかく、何回か試してみて、長い期間やめていたりしていたのが、ふともう一度と思ってやっていたら、気が付かないうちに続けていた、といった風に始まるものの方が、本格的に習慣化していたりするものじゃないだろうか。
前置きが長くなったが、前に作った、ジンジャーエールか何かを使ったカクテルを、嫁に振る舞った時だったと思うが、その時は家にあるふつうの調理器具だけを使って、簡易的に混ぜるだけのカクテルを作っていたのだが、今回はご立派にもバーツールを買って、シェイカーとジガーとバースプーンのセットなのだが、それを使って作ったのが前と違う。
しかし、使うつもりで購入したシェイカーだが、材料が買えなかったので、今回は使わなかった。カッコつけてジガーでジンを計量したジントニックなどを作ってみたが、これではツールを買った必要性は薄い。けれども、できたジントニックは美味かったので、何となくカクテルを作ったという感じがあった。何より、カクテルづくりの場合は、その酒が美味しいという、その場での報酬があるため、意識しないうちに気が付いたら続いているということに、なるのではないかという気がしている。
そのとき同時に購入した、ビターズという、カクテルにしか使われないような、苦みだけを出すためのリキュールというのがあり、これも今回は使わなかったのだが、これを使うものを次は作ってみたい。
それから、ギターも購入して昨日から練習している。