【日記】押井守の『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』を見た
押井守の『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』を、全て見終えた。ネット配信で、レンタルで見たのだが、48時間しか貸し出し期間がないので、急いで見た。データのレンタルってなんだろうとか、期間が短過ぎやしないか古い映画なのに、とか、いろいろなことを思ったけれども例えば今までTSUTAYAでDVDをレンタルなどしても、一週間だと知るとその一週間のうちいつか見るだろうと思って、結局ほっとかれて見ずに返した、ということがよくあるので、2日というのは価値と値段が見合うかどうかはともかくとして、ちょうどいいのかもしれないと思った。
関係ないけど、近所の駅のTSUTAYAが、一昨日あたり遊びにいったら潰れてもぬけの殻になっているのを発見した。ほかにも潰れたところがある。TSUTAYAの実店舗は、もう風前の灯といったところだろう。
現在、もし配信系のサービスで見つからなければ、ディスクを借りる先として、GEOの宅配レンタルを使っている。割と、ちょうど探していたけど今使っている配信サービスには入っていない、というのが見つかるので、常用はしないが、たまに使っている。
その中で、前回借りて、少し見進めて疲れたので見切れずに返してしまった、タルコフスキーの『ストーカー』、あれもまた、吉村萬壱の『哲学の蠅』に取り扱われていたので、また借りて今度こそ最後まで見ようと思っている。
それで、「ビューティフルドリーマー」の感想だが……
すごい映画だと思うし、あの立場でよく実験的なものを作ったと思うが、なんというか、心酔しきれないところがあった。実は、若い頃に通して見たことがあった。あの映画の仕組みについては、見るより先に耳で聞いてしまっていたので、驚きはそれほどない、その上、「夢だからなんでもあり」と分かってしまってからの映像は、どれだけ良くても、どうしても緊張感がなくなる。実際、「無邪気」という、この話のキーのキャラが出てきてからは、あそこにどんな映像を持って行っても成り立つ、それは見ている人でもストーリーの進み方から必然的にわかってしまう。最後も、なぜ解決したかわからず終わってしまう。