マガジンのカバー画像

日記

444
柳流水の日記です。
運営しているクリエイター

2022年3月の記事一覧

【日記】いくつかの懐かしい事象

 キリンジの歌詞を検索していて、とある名も知れないライブドアブログに突き当たった。そもそも、「ブログの記事に検索でたどり着く」ということ自体が懐かしく、ほとんどのブログは廃墟のようになっている。
 ブログのようなことをしたい人が辿り着く先の一つがこのnoteなのだろうが、ソーシャル化して質が違う。大枠はほとんど変わらないかもしれない。
 ブログ。アルファブロガーと呼ばれた人たち。トラックバック。ど

もっとみる

【日記】桜散る

 先日、桜が散るのは意外と早くて二、三日後だろうなんて言っていたけれども、現実はそれよりさらに早くもう今日にも散り始めていた。あんまり時間が経つ早さというのは残酷だ、桜はその形象化のようにも思える、だから日本人が好むのだろうなどとよく言われるけれどもあまりにステロタイプな理解なので、憚られる。
 どこかで見たと思うのだが、桜が咲いているうちに、十何メートルも深く掘られている、コンクリートで打たれた

もっとみる

【日記】桜

 どうすれば、書くことと読むことに希望をもって取り組むことができるだろうか。残念ながら、僕は今そう出来ていない。どうしても、未来がないように思えてしまう。不思議なことだ、音楽に取り組んでいるときは、音楽がこれからどう変わっていくだとか、インターネットによる平均化、緊張感のなさが出てきてどんどん価値がなくなるだとか、そんなことを考えずに、黙々と練習していることができる。どちらにしても、自分がいいと思

もっとみる

【日記】職場

 職場の異動先の最終調整をしている状況である。一緒に異動する上司と、サプライズを用意している周りの職員の不審な挙動を見掛けたことが共通していて、笑いあった。そこだけ切り取れば、理想的な上司部下の関係かもしれない。もちろん、この世にそんなものはありはしない。しかし、僕も理想主義な所があり、都合よく情報をシャットダウンしてしまう所があり、こんなことがあると、本当に理想的なだけの上司部下の関係であるよう

もっとみる

【日記】カラオケ

 嫁と仕事帰りに飲んで、盛り上がったのでカラオケに行って、ふだん歌うことがないしいままでカラオケで歌ったら喉を潰したことしかなかったので、今回も喉を潰して帰ってきた。多少は喉への労りになるだろうか、そんなわけないと思いながら食べたアイスは当然のことながら喉への労りにはならなかった。僕のイメージでは、一見よいように見えて、糖質というのは摂った時に乾いた後で身体の組織に対して棘のように荒々しい跡を残し

もっとみる

【日記】キリンジの「祈れ呪うな」

 キリンジをまだ聞き続けている。
 一番最初に出たものからリリースされた順番に、アルバムの曲を、サブスクリプションで聞いていっている。十番目のアルバムであり、堀込兄弟共同作成としての「キリンジ」である最後のアルバムまで、聞きとおした。
 その手前の、「SUPER VIEW」というアルバムに入っている、「祈れ呪うな」という曲に、一昨日、休日で新宿駅前を歩いていた時だったと思う、差し掛かって、冒頭の四

もっとみる

【日記】アウトドア

 感染症対策を万全にした上で、住所と同じ自治体の管轄内において、という但し書きをした上で、アウトドアみたいなことをやろうと計画している。
 普段からそういうことはあまりやらない。しかし、子供の頃に家に一冊だけアウトドア用品の雑誌があって何度も読み返し、なんとなく抱いている憧れのようなものはあった。が、何となくそういう人は生きているタイプみたいなものが違う、自分の住んでるのとは別の世界の出来事のよう

もっとみる

【日記】クイズ

「みんなで早押しクイズ」、通称「みん早」というアプリがあり、試しにやってみたらかなりはまった。クイズ漬けの毎日を送っている。
 ランダムマッチとフリーマッチというのがあって、ランダムマッチは、いわゆる普通のクイズを、ランダムに当たった人と対戦するもので、基本的にはこれの、一対一と、複数人のものをやっているのだが、今日、フリーマッチの方もやってみた。これは、素人が作ったクイズを、集まった人が解くとい

もっとみる

【日記】休日

 嫁とはじめてのデートで行った喫茶店に、今日、それ以来ぶりに入った。相変らずおいしいコーヒーを出す店だった。日本一と言っていいだろう、主観的なものではなく、定評がある。当時の思い出話をした、もう七年も前になるらしい。結婚してからは五年だった。数えなければ、特に意識せずに過ぎてしまう時間だった。
 こう並べれば、多少の感慨も生まれるかもしれないが、そのじつは、とてもバカバカしい七年間だった。今日も、

もっとみる

【日記】生活

 筑前煮を作り置きして、昨日から消費している。もう定番料理として、何も考えずに作れるものの一つだ。下処理してある根菜は必要だが。筑前煮は、栄養価も高いし油分がそんなになく、胃もたれしないしいつでも食べられる。
 今の家に引っ越してきて、もう三年か四年くらい経つ。詰め替え用容器も埃を被ってきたので、買い替えた時に、その年月を感じる。
 年月というほどでもないかもしれない。賃貸ではあるが、この部屋に対

もっとみる

【日記】雨は止んだ

 ウクライナとロシアの関係、関係というかもう完全に武力での対立で、ここまでのことが、生きている間に起こるとは、恥ずかしい限りであるが、それがあれほど悪化しており、日々、こんなことをしていていいのだろうか、という気持ちが湧いてくる。
 自分が何をしているかというと、起きて、洗濯物とか家事を済ませて、楽器や読書を気の向くままにやって、そんなのはまだ殊勝な方で、くだらないネット動画を見ながら夕方に寝て、

もっとみる

【日記】文字をオート書く

 文字を書こうと思う。そういう場合、僕は内容のことを一切考えていない。何かは書かれるだろう。その方法について、ほとんどそれだけと言っていい、それを考えている。どのように書かれるのか。なので、何について書く、と考えたことは、今までほとんどなかったと言っていい。あるいは、雪の核のように、中に何かさえあれば、そこから言葉が自己増殖的に纏いついてくる、というイメージを抱く。自動的に、言葉が順繰りに言葉を引

もっとみる