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CSUN最終日

コロナ渦で開催されたCSUN、今年は出展者数も少なく、来場者も比較的少なかったようです。それでも、三日間で訪れた来場者の方々は2200人程度に留まり、これは例年の半数ほどだったそうです。

このような状況下で、運営側も最大限の努力をされての今回の実施でした。会場内でのマスク着用は必須(ロサンゼルス街中でマスクをしている人はほとんどいませんでした…)、会場の至る所に無料マスクやアルコールが設置され、会場内もこまめに除菌!
運営のCSUNの皆様にも感謝をしつつ、いよいよ最終日を迎えました。

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最終日ということもあり、1日目と2日目に比べると、来場される方は少なかったです。
ただ、ひとりひとりのお客様とより深くコミュニケーションをとれたり、お客様に体験して頂けるデモの時間は長くなります。


今日はとっても印象に残る”WOW”のリアクションをして下さった女性をご紹介します。
盲導犬のパートナーと、旦那様をご一緒に来場されたこの女性。重度の眼球振盪を患っていらっしゃり、コントラストは認識できるものの、何一つはっきりと見えないそうです。

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始めは、カメラデバイスも手探りでなんとかファインダーを覗くほど。本当に見づらい世界にいらっしゃるんだなと実感。一度ファインダーを覗くと、”見えている”状況を飲みこむまでに少々時間がかかりました。始めは近くを見て、「えーっと、そうね、見えているわ」と状況を少しずつ飲みこみ...。

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ブーススタッフの顔が見えると、Oh My God!!!!!! なんてこと!人が見えるわ!

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その後も会場をくるりと見回して、そして…

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旦那様のお顔を見ると…
THIS IS AMAZING!!!! “すばらしい!”
旦那様も終始笑顔で奥様を見守っていらっしゃり、奥様がカメラで自分の姿をじーっと見ている間、お二人で見つめ合っているようで。。。
とても幸せな気持にしていただきました。

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見えにくい状況はいずれ訪れます。誰にでも訪れます。
(日本人の80歳以上の白内障発症率はなんと100%!!)
自分が、もしくは自分の愛する人がそのような状況に陥った場合、あなたはどうしますか??QDLはそんな状況になっても、皆さんが頼りになれるようなテクノロジーを開発したい、そんな気持ちで日々頑張っています。