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2000年代を聴くプレイリスト

こんにちは。遅れ馳せながら、明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年末から風邪をひきまして、かなりこじらせまして、1ヶ月経とうとする今、まだケホケホしながらようやく落ち着いてきたという感じです。
それと相変わらず、時間があれば寝るという生活をしておりまして、休みは寝てばかりなので、何か自分の身に問題でも!?と心配になったりもします。

そんな中、ようやく2000年代を聴くプレイリストを作りまして、紹介したいなと思います。では、昔の仲間、カモン(某バンドのDVDのMCより引用)。

この頃はジャズも好きでかなり聴いていたのですが、今回はジャズを名乗るものは除き、あくまでポップス/ロックのフィールドと捉えているものを選曲しております。

◆時計の針が左にまわったら/cool drive makers(2002)
不動の名曲。一度cool drive makersを休止して、その後インディーズとして発表したミニアルバム「スーツケース」の中の1曲。そしてライブの定番中の定番。その後、COOL DRIVEと改名して再デビュー、このミニアルバムからも数曲メジャーから発表するものの、この曲は隠れた名曲として残されることになりました。不思議な立ち位置の名曲。

◆終列車/椿屋四重奏(2004)
PE'Zのファンのつながりの中から教わったバンド。ロックな音の歌謡曲。四重奏というバンド名でありながら当時はスリーピースで、結構音も荒い感じでした。しかしそこが印象深く切り込んできた部分であり、後年の丸くなった感じにはずっと馴染めずにいました。

◆やわらかな夜/Orange Pekoe(2002)
大学の同級生から教えてもらったような気がします。当時はジャズが好きなのもあって、こういうジャジーな感じのポップスは好きだったので、すんなりとフェイバリットになりました。

◆Call My Name/Paris Match(2004)
Orange Pekoeとよく並べて聴いていたのがこのParis Match。こちらもたまにジャズコーナーに並べられていましたが、私の中ではポップスの扱い、Pizzicato Fiveの続きのような印象を勝手に抱いていました。

◆Ride on time/Scudelia Electro(2003)
Scudelia Electroのラスト・アルバムとなった「Electrocks」の最初を飾る曲。骨太なロックでありながら、エレクトロニックなサウンドが乗っかって、この混ざった感じが何より良くてリピートでした。石田ショーキチさんご本人はこのアルバムの制作は大層苦労されたようですが、私は一番好きなアルバムであります。

◆雨上がりの朝/ゲントウキ(2003)
MOTORWORKSがイベントに出た際に対バンしたこのゲントウキに撃たれまして、アルバムを即買い、その1曲目。躍動的な3拍子のリズム、美しいメロディー・ギターソロ・フルートの音色、どれも良くて、この頃編集していたMDとかCDには必ず入ってました。

◆a fact of life/FACT(2009)
能面のインパクトあるMVがCD屋さんで流れていて、何度も見ているうちに気になってハマってしまいました。日本人のバンドでありながら、海外で先に火がついて、国内でメジャーデビューとなりました。この曲が入ったアルバムは疾走感が良くて良く聴いてました。

◆妄想R/CANNABIS(2001)
北青山的というコンピレーションアルバムが1000円という価格だったので手にし、その中でハマったのがこのCANNABIS。実は今、関ジャムにも良く出ている、蔦屋好位置さんが在籍、最初にデビューしたバンドなのです。当時全然売れた気配はないのですが、没入感ある独特な作品なので、是非今からでも聴いてみて欲しいものです。

◆夜明けの歌/Saigenji(2004)
試聴機で聴いて、即刻買いました、この曲を1曲めとするアルバム「Innocencia」。そして以前このnoteで取り上げた通り、ライブも行きました。知らない歌なのに踊って歌って、なんて心地の良い空間だったことでしょう。ポップスでありながら、ラテンを始め、異国情緒あふれるこの1枚、繰り返し聴きました。

◆私のお気に入り/土岐麻子(2005)
Cymbalsが解散して、しばらくはジャズを歌うシリーズを出していた土岐さんの、最初のオリジナル・アルバム「Debut」には、様々な驚きがたくさんでした。この曲のリズムのとり方が独特でして、多分、ジャズオケ時代にマスターしろと言われたあのリズム・・・なんでしょうね。アプローチが新しいのと、改めて声の良さを知り、これもリピート作品となりました。

◆Eric.W/the band apart(2002)
DEPAPEPEの日比谷野音ワンマンで、徳岡さんがこの曲のイントロをちょろっと弾いて、「the band apart知ってる?」ってMCをしたのがキッカケで、即刻バンアパのCDを買いに走り、その時に買ったアルバムの前のアルバムにこの曲が入ってまして、このリズム満載のキメ満載のこの感じが本当にかっこよくて、これも数え切れないほど聴きました。

◆A garden of the sun/高宮マキ(2003)
音楽は聴いていたときの景色や空気をまとうものですが、私にとってこの曲は山梨のぶどう畑のテーマソングに近いかと。当時、国産ワインに夢中だった私は、しょっちゅう山梨に行っていたのですが、その頃にハマっていたのがこの曲も入ったアルバムでして、この曲の「心地よい庭にホースで水をまいて」という歌詞にぶどう畑がぴったりフィットしていたのです。

◆サイコアナルシス/EGO-WRAPPIN'(2001)
社会人になりたての頃、会社の先輩から教えてもらいました。ジャズの趣味があることを知って教えてくれたアーティストです。この曲のジャズ歌謡曲のテイストがインパクト強くて、クセになる1曲です。EGO-WRAPPIN'のライブを最前列で見たことがありますが、後ろからものすごく押されて、圧縮されて死ぬかと思いました。でも良い思い出です。

◆ゼロ地点/森広隆(2001)
こちらも前述「北青山的」から。このコンピを買って、インディー盤の「ゼロ地点」、メジャーファースト・アルバム「並立概念」も買って聴きましたが、このキレ、本当にたまらないのです。。そこから見なくなってたのでどうなったんだろうと思ってましたが、黒沢秀樹さん繋がりの方がファンでいらして、元気で活動されていることを知ることができ、良かったです。

◆This Love/MAROON5(2002)
以前渋谷タワレコの思い出で書きましたが、試聴機で聴いて即刻買いました。会社の上司とも話があったアルバムです。(その後Jellyfishを薦めて、違うと言われて撃沈しました)。重厚なバンドサウンドに美しいメロディーが心を打ちました。

◆Weekend Special/Phat Phunktion(2004)
こちらもMAROON5同様、渋谷タワレコの試聴機で出会って即お買い上げだったものです。この頃はあまり意識ありませんでしたが、どうもファンクという音楽が好きだった模様です。今の趣味にもきっちり繋がってますね。

◆Love Is A Losing Game/Amy Winehouse(2006)
グラミー賞を総なめした、Amy Winehouse、きっかけはやはりグラミー賞からでしたが、渋い歌声、主に60年代を貴重とした音楽は他になく、心を捉えました。この曲はメロディーも美しいし、声も素晴らしくて特にずっと聴いていたい曲であります。

◆青色の秘密/ビューティフルハミングバード(2003)
声が素晴らしいといえば、こちらもです。伸びやかに広がっていく声はまさしく、ビューティフルハミングバードの名の通りだと思います。アルト声の持ち主として、こういう歌は憧れますね。聴こうと思ったのは、曽我部恵一さんが美しいと推していたことがきっかけです。

◆踊ろよ、フィッシュ/キンモクセイ(2004)
キンモクセイと言えば、「ふたりのアカボシ」の印象がとても強いと思いますが、山下達郎さんのカヴァーとなるこの曲、キンモクセイの演奏の上手さ、センスの良さが爆発してて、好きなカヴァー曲の1、2位を争うほどの曲であります。同じディスクにラッツ&スターのカヴァーとなる「夢で逢えたら」も入っていて、こちらも秀逸ですが、私は「踊ろよ、フィッシュ」推しです。

◆SE VOCE PENSA/SCAT FIREWORK(2003)
これもカヴァー曲です。そして、ネモさんWORKSです。この曲のベースライン、かっこいいと思いませんか?なんと、ネモさんが弾いてるんです。この人の弾くギターがだいっ好きなんですけど、ベースもここまで上手だとは・・・。プロデュースも手掛けてます。さすがのセンスだと思いません?

◆海が欲しいのに/畠山美由紀(2003)
2003年の岩手ひとり旅にcool drive makers及びCOOL DRIVEを道連れにしたのですが、それ以外に唯一聴いていたのが、畠山美由紀さん(Port of Notes)のソロアルバム、「Wild and Gentle」でした。ひとりで中尊寺へ行ったり、電車を途中下車して海を見に行ったりした旅だったので、「海が欲しいのに」というフレーズがぴったりハマりました。

◆Space Sonic/ELLEGARDEN(2006)
なんとなく、バンアパと並べられる感じが多かったような印象がありますが、それで「ELEVEN FIRE CRACKERS」を手にしまして、COOL DRIVEロスだった私には、こういう激しい感じがとても刺さりまして良く聴きました。ちなみに、これを聴きながら「嫌われ松子の一生」を読んでいたので、私の中では勝手にテーマソングになっています。

◆CIBICCOさん/ナンバーガール(2002)
ナンバーガールのラスト・アルバムとなった「NUM-HEAVYMETALLIC」の4曲目です。頭3曲のインパクトもとても好きなんですけど、自分の身長が小さいので、自分のテーマソングでしたね(笑)。あと、単音で荒く刻んでるギターリフのリズムとフレーズがとてもかっこいい曲です。

◆the end of shite/YUKI(2002)
JUDY AND MARYを解散して最初のシングルとなったこの曲は、オルタナロックバンド、SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERのフロントマン、日暮愛葉さん提供というところでビックリ、かつ、今までのかわいいイメージは何だったんだっていう低音域のヴォーカルに2度ビックリのインパクトある楽曲で、鮮烈なソロデビューとなった記憶があります。

◆山手駅/松たか子(2006)
これはネモさん提供曲です。「スーツケース」「冬の魔法」などで、バラードに定評があったからだと思いますが、もれなくこの曲もその才能を買われての提供かと思います。山手駅はネモさんの地元の駅でして、きっと思い入れのある曲なんだろうなと思います。ネモさんのメロディーに乗った松さんの歌声がぐっと来ます。

◆月とラクダの夢を見た/中山うり(2006)
iTunesで「今週の1曲」と題して、毎週フリーダウンロードがあったのですが、その時にダウンロードして気に入って聴き始めたアーティストさんです。アコーディオンを使って、牧歌的な温かい感じの雰囲気が好きで聴いてましたが、この方も、COOL DRIVEやPE'Zと同じ事務所、World Apartの所属だと知り、やっぱりW.A.は好きだなと思いました。

◆The Ascent of Stan/Ben Folds(2001)
Ben Folds Five解散後、初のアルバムより。流麗なピアノとダイナミックなバンドの演奏の組み合わせが心地よくて繰り返し聴きました。この頃は洋楽を知りたくて頑張っていた頃ですね。

◆Prince/Vanessa Carlton(2002)
朝テレビをつけていると、ノ○ビアのCMで「A Thousand Miles」が必ず流れてまして、それで作品を手に取ったのだと思いますが、この「Be Not Nobody」もピアノの心地よい作品で良く聴きました。選曲した「Prince」はベースの動きがまた素敵です。

◆49口径/Nemotroubolter(2008)
COOL DRIVEが活動停止してから3年、沈黙を破ったネモさんがドロップしたこの曲が早速iTunesの今週の1曲となっていたので、ダウンロードし、COOL DRIVEとの決別というか、全く別物であることを突きつけられた1曲でした。この曲は素晴らしいと思いましたが、私の大好きなあのグルーヴはどこへ行ってしまったの??と非常に戸惑った記憶があります。

ピックアップしてみると、思っていた通り、2000年代前半のものがほとんどでしたね。後半は一人暮らしを始めたり、お金を貯めなければいけなかったりで、あまり音楽と接する機会が多くなかったので、こういった選曲になったと納得しています。大人になってお金が一番自由になった頃でしたので、色々聴いて耳が肥えた分、90年代より濃い選曲になっているのではないかと思いますがいかがでしたでしょうか。

この長いプレイリストと長い文章にお付き合いくださいまして、ありがとうございます。おそらく2010年代のプレイリストは作れないと思いますが、他にもプレイリスト企画は行いたいと思ってますので、その際はまたお付き合いくだされば幸いです。
本年もマイペースに色々語っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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