90年代を聴くプレイリスト
こんにちは。早く書きたいと思いつつ、
「仕事+家事+育児=体重は増える」生活に翻弄されておりまして、
プレイリストを練ることもロクにできなかったのですが、20年以上が経過しても「強く覚えている」曲が選べたのではないかと思います(言い訳)。
90年代に音楽を聴いていない人にとっては多分マニアック、90年代を掘ってる人にとってはごく普通のプレイリストになってると思いますが、良かったらご覧くださいませ。
案外、今の好みにも通じてる気がするんですよね、不思議なことに。そんなこともちょっと気にかけてご覧いただけましたら嬉しいです。
私が音楽を聴き始めたのが90年代、多感な頃に限られた資金の中で集めた音楽たちの中から、Spotifyに存在する曲をピックアップしました。忘れてたり、サブスクに存在しなかったり、少し実態とはずれる部分がありますので、ご理解いただければ幸いです。
◆Swingin the Swing/五島良子(1997)
トラットリアレーベルからのリリースという情報をきっかけに聴くようになりました。音域の広さ、歌表現の広さ、ずっと憧れのシンガーであります(絶対こうは歌えないの分かってるけど)。
◆Do What U Want 2 Do 4 Luv/SING LIKE TALKING(1991)
SLTを聴くようになったのは、FM STATIONのアーティストランキングの上位に、SING LIKE TALKINGが入ってて、この人達知らないってなったことから。その直後、TBSの「MOVE」(東京フレンドパークの前身番組)の月の歌に「離れずに暖めて」が選ばれ、「ENCOUNTER」からリスナーになりました。この曲は旧譜を遡って「0(ラブ)」の収録。この頃から、今の好みの片鱗が・・・(笑)。
◆あじさい/サニーデイ・サービス(1996)
県庁所在地にあった、外資系CDショップでコーナーができてたことで興味を持った作品。収録アルバム「東京」の中で、ズバ抜けて好きな1曲。学生時代の音楽好きのバイトの先輩に、「東京の初回盤持ってるの?見せて。」って言われたことがすごく嬉しかった。早耳さんの仲間入りをした気持ちになれた。
◆FIRE DOG/斉藤和義(1996)
進研ゼミの音楽紹介コーナーから、この前作「WONDERFUL FISH」をレンタルで借りて聴くようになったのが最初でした。その次の作品がこの「FIRE DOG」。前作とは色が違って、色んな表情があり、繰り返し聴いた。このロカビリー調の「FIRE DOG」は衝撃を持って迎えられた。
◆Why not?/SIAM SHADE(1996)
フリーペーパー「GET」から「BLOVER」の会員になり、送られてきたシングルCDか、VHSからかっこいいなあと聴くようになりまして。「SIAM SHADE Ⅲ」の1曲目です。この頃はまだハードなものをあまり聴いたことがなかったので、自分のアンテナにビックリしながらもハマりました。かのヒット曲「1/3の純情な感情」より前の曲です。
◆Impossibilitiy/稲垣潤一(1993)
「クリスマスキャロルの頃には」の次にリリースされた「僕ならばここにいる」にハマったので、その次のアルバム「For My Dearest」を買い、その収録曲。哀愁漂うメロディーと、それまでに聴いたことのなかった西洋的なアレンジ(当時はそう思ってた)に惹かれて好きになった。多分、チャゲアスばかり聴いてた時代にピリオドを打ったのがこのアルバムでした。
◆WALL FLOWER./Original Love(1993)
何がきっかけか失念してしまいましたが、「SUNNY SIDE OF ORIGINAL LOVE」というベスト盤を購入し、大人の音にぶっ飛びながらも、中学生ながらこの音楽を楽しんでることにほくそ笑んでました(笑)。その中でも当時一番気に入ってたのがこの曲。パーカッシヴでラテンぽいのがすごく好きでしたね。今でもこの作品は聴きますよ。
◆One Fine Morning/Theatre Brook(1996)
POP JAMに「ドレッドライダー」で出演したのを見て、一気に心を掴まれて、「TALISMAN」を購入。全部がロックでファンキーで、展開も激しくて、そして収録時間がCDの限界まで入ってて、私の90年代からこれを外すわけに行かない名盤です。その中から、カヴァー曲なのですが、、この曲の解き放たれた感じ、とっても好きなのです。1996が多いですが、1995秋にL⇔Rに出会って、音楽の聴き方が変わったのを象徴している感じですね。
◆COMMUNICATION/AIR(1996)
SPIRAL LIFEを解散し、車谷さんが始動したAIR、最初にPOP JAMに出たのを見て、歌・ギター、ウッドベース、ドラムのトリオで登場し、怖いとも思える音像を奏でて、大変ショックを受けたわけですが、ミニアルバム「AIR」を経て、その次のファースト・アルバム「WEAR Off」より、ピアノが弾けないのに、ピアノを弾いて、そのハマりが素晴らしいこの曲。プリミティブなのが、何よりこのアルバムの魅力、ほんと色々衝撃的でした。
◆WE'RE THE MOTHER/SUPER JUNKY MONKEY(1995)
こちらも進研ゼミの音楽紹介コーナーから出会ったバンド。女性4人が奏でるすごい音圧を体験したくてCDを買って、数日間は悶々としながら、その世界を理解すべく聴いてましたが、慣れてしまえば、これがなくてはならないほどの存在になり。ただひたすら「すごい、かっこいい」それだけになってしまうのですが、ええ、かっこいいですよ、今でも。
◆LAND OF RICHES-1/L⇔R(1993)
1995年にMUSIC STATIONで「BYE」を見て突如ハマりまして(ノッキンじゃないんかい)。歌の伸びの良さと、ベースすげえってなって、すぐに旧譜を買い始めまして、それから今に至る感じですけど、いつも選ぶ曲が同じになりがちなので、今回は変化球で。割とリズムの効いた曲が多いので、少し寄せてみました。L⇔Rから選べってほうが難しいですよ(笑)。
◆Oh Why/黒沢健一(1998)
L⇔Rの活動停止から、最初にソロ音源を出したのが、黒沢健一さん(兄)でした。大体「Rock'n Roll」や「WONDERING」を選びがちなのですが、ここも変化球で。この柔らかい感じ、とても心地よいですよね。ファースト・アルバム「first」の最初の曲です。
◆トカゲ/Thee Michelle Gun Elephant(1996)
L⇔RのラジオDrivin A Go Goに「音楽にらめっこ」というコーナーがあり、リスナーが送ってくるお題と邦楽の曲に対抗する洋楽の曲をL⇔Rがかけ、どちらがテーマにあっているか勝負するというものでして、この曲も音楽にらめっこでかかったもので、即刻耳を掴まれました。L⇔Rファンはアンテナ高いんですよね、昔から思ってました。
◆SHINE/ICE(1996)
ICEを知ったのも、L⇔RのDrivin A Go Goの音楽にらめっこからでした。ほんとL⇔Rのファンは音楽のアンテナが高いんですよね。。ICEは時代にとらわれないし、おしゃれで、田舎者のワタシですが、「イヤホンの中だけはおしゃれなんだぜ」と自負しておりました(苦笑)。この曲が入った「We're In The Mood」は良く聴いてました。
◆愛してみれば?/Kangaroo Pockets(1997)
これはSIAM SHADEのところで記載しました、BLOVERから聴き始めたアーティストですね。ファースト・アルバムが良くて、セカンド・アルバムの「POCKET PARK」を買って、この曲にハマり、当時編集していたMDには必ずと言ってもいいほど入っていた曲。ベースラインもカッコいいです。
◆Living In The Dark/COKEBERRY(1996)
COKEBERRYも確か、進研ゼミの音楽紹介コーナーだったような気がします。最初に聴いたのは「こころのうた」というラスト・アルバムだったのですが、初期を掘っていくうちにファースト・アルバムの「Sugar Plum Fairly」に出会い、そして2曲目のこの曲にどハマりました。ベースラインがすごく好きで、コピーしたくて一部だけ弾いたりしてました。
◆金魚/Bonnie Pink(1998)
レンタルショップでバイトしている中で、「Heaven's Kitchen」が流行して、その次にアルバム出たら買おうって思ってたので買った3rdアルバムの中で一番衝撃を受けたというか、本当に歌詞が斬りつけるように痛くて、それが突き刺さった楽曲でした。でも、歌も曲も好きです。
◆あたしのスウィート・ベイビー/Hicksville(1996)
HicksvilleはGETキャンペーンのフリーペーパーで知りまして、1stアルバムの値段が2000円という価格にも吸い寄せられ、「Today」を購入、その1曲目。Hicksvilleは普遍的で、ごちそうの音楽というより、毎日の主食的な音楽で、日常的に良く聴いてました。
◆SUNNY BLUE/フィッシュマンズ(1996)
フィッシュマンズが話題になって、「空中キャンプ」をレンタルで借りてMDに入れて聴いていたのですが、この曲がすごくクセになって好きでした。アルバム的にはその次の「宇宙・日本・世田谷」推しなのですが、フィッシュマンズというバンドを聴くきっかけになったということで選出しました。
◆シュラフ/スピッツ(1993)
スピッツもL⇔R同様、「ロビンソン」からではなく「ハチミツ」から聴いたという遅れた私なのですが、旧譜を聴いていくうち、初期スピッツの世界のトリコになりまして、その中でもこんな曲もある!?的な1曲を選んでみました。カラオケでも歌いますよ、これ。
◆All by myself/Mr.Children(1992)
ミスチルで好きな曲って、多分、他の人たちと違って、この「All by myself」だったり、「and I close to you」だったり、カッティングの映えた曲が多いなあと思います。「KIND OF LOVE」を借りたときに、薦められた「星になれたら」より、こちらが好きで、自分でも「あれ?」と思った思い出があります。
◆TURN TO SCARLET/Grass Valley(1990)
スピッツにもL⇔Rにも大ヒットした時点で出会わなかった原因となったのが、こちらのバンド、Grass Valleyでございます。Grass Valleyにハマってからというもの、ヒットチャートなどどうでもいい状態になってしまったのです。当時一番ハマってたアルバム、「瓦礫の詩人〜SEEK FOR LOVE〜」から4拍子がサビで3拍子になるというドラマティックな展開を迎えるこの曲を。
◆25/GRAPEVINE(1998)
なんかいいバンドない?って聞いたときに教えてもらったのがこのバインさんと次で選んでいるくるり。この曲が収録された「LIFETIME」は、暗くて、ロックで、でも盛り上がって、斬りつけるようなギターがかっこよくて、それまでに聴いたことのない感じにしびれっぱなしでした。その中で田中さんが25歳だったからタイトルが25になったという曲を。
◆虹/くるり(1999)
だんだんオフ会やライブへ遠くに行くようになった頃、お金もたくさんあったわけではないので、いつも在来線で移動してまして、その在来線のリズムに最も似合うアルバムがくるりの「さよならストレンジャー」であります。シングル曲ですが、最も枕木のリズムにピッタリくるのが「虹」だと思ってます。いろんな路線で聴いたなあ。
◆Gin&lime/Sugar Soul(1999)
90年代後半のディーヴァブーム、もれなく私も飲み込まれておりました。Sugar Soulはその代表ですが、このジャンルが好きな友達がいたこともあり、私も色々聴いてました。Sugar Soulは歌詞が際どいなあと思いつつも、曲と歌のかっこよさで聴いてましたね。
◆積木遊び/椎名林檎(1998)
これはもはや説明不要だと思いますが、「無罪モラトリアム」7曲目。バンドスコアを見れば分かると思いますが、サビに振り付けがあり、良く踊ってましたね。ベースライン、ギター、メロディ、進行、全てが刺激的で繰り返し聴きました。
◆リッパ/ザ・カスタネッツ(1996)
私のジャケ買いアーティスト、ザ・カスタネッツのファースト・アルバム「LIVING」より、一番派手な曲です。カスタネッツと言えば「うた」のバンドだという印象が強いので、このアルバムの中では異色な存在ですが、それがすごく光を放っていて、歌詞の意味が浅いあたりも好きです。それにしても96年の強さ、印象的ですね。
◆Break These Chain/Chara(1991)
この曲はベスト盤で初めて聴いたのですが、声が可愛くて、締め付けられる曲にきゅっとなってました。今じゃ考えられないですが、カラオケでも良く歌ってたんです・・・(ビックリ)。
◆ノーベルやんちゃDE賞/スチャダラパー(1995)
日本語ラップブーム、EAST END × YURIを経てスチャダラへ。この曲のバカバカしさ加減が大好きで。当時は授業が全部ラップに聞こえるくらい、洗脳されてましたが、次にTOKYO No.1 SOUL SETを聴いて、かせきさいだぁを聴こうかと思ってたのですが、かせきさいだぁに行く前に力尽きました。。
◆愛を見失うほど/宮沢和史(1998)
本当はこの曲、ポルトガル語ヴァージョンで聴いてたので、日本語で聴くの、すごく違和感があるのですが、ブラジルのリズムと宮沢さんの旋律や歌がマッチして、すごく好きでして。だからですね、土着的グルーヴというものが好きになったのは。「Afrosick」はそのきっかけとなった1枚でした。
◆Out of Time/T-BOLAN(1993)
4枚目のアルバム「HEART OF STONE」より。ヒット曲を連発して、脂ののったころのアルバム。この曲はブルージーな異色を放つ曲で、良く聴いてましたね。この印象的なピアノを弾いているのが、元DIMENSIONの小野塚晃さんで、その後小野塚さんの音楽にハマるので、そりゃ印象的ですよねと思います。
◆Virtual Insanity/Jamiroquai(1996)
地元のCD屋さんの試聴機で衝撃的な出会いをした曲。私にはダンス・ミュージックなど無縁だと思っていたわけですが、踊るわけでもなんでもなく、この曲はいい!!と本能に訴えかけて来ました。こういう曲ですから、今、世界中でたくさんカヴァーされるのも納得の話です。
◆NEW MISTAKE/Jellyfish(1993)
CDデータのMr.ChildrenとL⇔Rが選ぶ洋楽100選という企画に選ばれていた1枚、「SPILT MILK〜こぼれたミルクに泣かないで〜」収録です。ミスチル桜井さんのコメントで、「L⇔Rみたい」という言葉があったからこそ聴くようになり、音的にも初期L⇔Rみたいに色んな音が詰め込まれて、かつ旋律が美しく、幅広く、初めて洋楽で好きになった1枚です。桜井さんのコメントには続きがあって、「JellyfishとJamiroquaiで最初に洋楽が好きになる」みたいなことが書いてあって、まさしく桜井さんに予言された通りになった私なのでした。
◆振り向かない/山崎まさよし(1997)
レンタル屋さんでバイトしていたときに、人気があるのだなと認識しまして、それで「ステレオ2」から買ったわけですが、歌声、ギターのリズム、世界にしびれまして。当時一番好きだった「振り向かない」を選曲しました。
◆Interview/黒沢秀樹(1999)
L⇔Rからソロが始まって、満を持して秀樹さんと木下さんが同時にアルバムをリリースしたりしました。秀樹さんの最初のシングルとなった「Believe」のカップリングとなったこの「interview」は、シングルを買ったのが遅かった私には、アルバム「Believe」とは少し違う感じに受け取れたのですが、これもすごくいい曲で、いつも「Believe」か「1997年のダイアナ」にしがちなので選んでみました。
書いてる私も非常に時間がかかっているのですが、読んでくださった皆様も聴いてくださった皆様も時間がかかったことでしょう。貴重な時間を割いてくださってありがとうございました。
自分はこれとか、感想とか、思い出話とか、コメントいただけたら本当に喜びます。良かったらなんで、気が向いたらお願いできますと幸いです。