専門書読書おける単純接触効果(乱読のススメ)
ここ一年、半導体業界のお客さんとの取引が増えました。あまりにも取引が増えたので、自分の仕事のどこに親和性があるのか知りたくなりました。業務上特に必要ではないのですが、お客さんがなにをしているか、自分が見当違いなことをやっていないかの確認の意味も込めて、最近は業界の勉強をしています。
下の本ほど専門的な内容になります。最初の2つは概要的な理解にちょうどよく、図書館で借りたものを読んでいます。最後の1冊は私費で購入しました。
読み始める前から予想していましたが、まず言葉が分からない。そしてその数がなんと多いことか…。
性格上、どこかひとつ分からない部分があると読み進められなくなって挫折します。以前は、そのことを自覚していながらなかなか脱却できずにいましたが、この頃はとりあえず読む(というより、見るに近い)ことを優先させています。
1冊の一部を読んで別の1冊を読む。もう一度最初のを読んでまた別の1冊を読む。章も飛ばし飛ばしで、読んだ気がするけど最初からまた読む…、の繰り返し。
不思議なもので、何回も読(見)つづけていると、「あの本のあそこにも書いてたな」と頭の中でリンクできるようになったり、リンクできなくても、読みながら「これ前も見た!」と進研ゼミ的な気づきが生まれます。
そうして関連付けられた項目から専門的な本できちんと理解し、それを足場にしながら他の理解度を上げていく。そんなステップを踏みながら、半導体業界の一部をざっくりと掴めるようになった気がします。
何度も見続けて対象を知っていく、心理学用語の「単純接触効果」を思い出しタイトルにしてみました。