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名古屋が誇る珠玉の一杯 - 20年通い続ける好来系ラーメンの真髄
薬膳の要素を持ち合わせた奥深いスープ、存在感抜群の極太メンマ。名古屋独自のラーメンスタイル「好来系」には、他にはない魅力が詰まっている。
好来系ラーメンとは - 名古屋発、至高の一杯
好来系ラーメンは、名古屋で誕生した独自のラーメンスタイル。豚骨や鶏ガラをベースに、玉ねぎやニンジン、根昆布などの野菜や海藻をじっくり煮込んで作る「薬膳スープ」が特徴だ。あっさりとしながらもコク深い味わいは、体に優しく元気が出ると地元で評判を呼んでいる。
そして、好来系の真髄は「三段階の味わい」にある。最初は澄み切ったスープの旨味を楽しみ、途中で高麗人参入りの特製酢を加えることで、まろやかな味わいへと変化する。そして最後は好みの量のラー油を加え、ピリッとした刺激的な味わいで締める。この「味変を楽しむ」文化は、まさに名古屋らしい粋な楽しみ方だ。好来系といえば、もうひとつの特徴が「極太メンマ」だ。各店舗ごとに太さや長さに違いはあるものの、どの店もメンマの存在感は際立っており、食感や風味がラーメンのアクセントとなっている。
20年以上通い続ける「藤味亭」の真髄
名古屋市内には数多くの好来系ラーメン店があるが、私が20年以上通い続けているのが「藤味亭」である。その魅力は、他店では味わえない唯一無二の完成度にある。
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