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NFL2022カラー写真名鑑 用語解説

いよいよNFL2022年シーズンがスタートするということで、「NFL2022カラー写真名鑑」を買った人が多いと思います。まだの人は下からご購入ください。

ただ、読んでいる中で前回の「NFLドラフト候補名鑑2022」のときにも話題になった専門用語、カタカナ語があって意味がわからないという人がいるかもと思い、自分なりに用語解説をしてみました。(全文無料公開ですが、よかったら投げ銭お願いします)

アメフト未経験なので曖昧な点や間違っている点などあるかもしれません。特に不安なところはアスタリスクがついています

参考サイト


随時動画や図などを入れていきたいと思っています。間違いなどありましたらTwitterなどでご連絡ください。

P.14 「オフLB」

「Off-Ball Linebacker」
この表現ははじめて見ましたが、おそらくは「Off-Ball LB」のこと。OLBとしてパスラッシュにいくLBとの区別するために使われており、「Off-Ball LB」はMLBやILBとして主にランストップやパスカバーを担当する選手のことを指す。
投票で選ばれた選手が集まるオールスター戦の「プロボウル」においてはブリッツ禁止となっているので、TJワットがLBとして選出されると、エッジラッシャーなのにパスラッシュにいけないことになってしまう。

P.14「平仄(ひょうそく)」

順序や辻褄を合わせること

https://www.weblio.jp/

P.15 「ブーツレッグ」

「Bootleg」
QBがRBにボールを渡したフリをして、反対サイドに走っていくようなプレーのこと。パスを投げるプレーもあれば、自ら走るプレーもある。

P.15 「バブルスクリーン/スモークスクリーン」

「Bubble Screen」
素早く内側にセットしたレシーバーにパスを投げて、外側にセットしたレシーバーがブロッキングしていくようなプレーのこと。
通常のスクリーンプレーはディフェンスがQBに迫ってくるタイミングでRBにパスをして、OLがブロックして進む。

「Smoke Screen」
バブルスクリーンは逆に外側のレシーバーがパスを受けて、内側のレシーバーがブロックしにいくプレーのこと。*

P.15 「フリーキッシュ」

「Freakish」

怪物的なという形容語

https://www.bbm-japan.com/article/detail/31790

P.20 「セカンダリー」

「Secondary」
コーナーバックとセーフティーの総称のこと。ディフェンシブバック(DB)とも呼ぶ。

P.21 「スーパーボウルコンテンダー」

「Super Bowl Contender」
スーパーボウルを狙う競争チームのこと。優勝候補ぐらいの意味。

P.23 「NB」

「Nickelback」
ニッケルバックのこと。通常はセーフティー2人、コーナーバック2人のところ、5人目のディフェンスバックを追加しパスディフェンスを強化する。内側のセットしたレシーバーやタイトエンドをカバーすることが多い。
アメリカの5セント硬貨をニッケルと呼ぶのが由来。

P.23 「ブルラッシュ」

「Bull Rush」
ディフェンスラインが相手のオフェンスラインを押し込んでQBに迫ったり、ランをするスペースを潰すような動きのこと。

P.23 「インサイド20」

「Inside 20」
パントで相手の攻撃開始地点を20ヤード以内にすること。パンターの1つの指標となる。

P.28 「コミッティーの中心」

ちょっとよくわからないです。

P.28「シングルハイSF/ボックスSF」

「Single High Safety/Box Safety」

P.29 「ダウンイヤー」

「Down Year」
おそらく成績を落としてしまった年のこと。

P.30 「3ダウンバック」

「3rd Down Back」
サードダウンでファーストダウンまで距離があるときに起用されるランニングバックのこと。ランだけではなく高いレシービング能力が求められる。

P.31 「ダイム」

「Dimeback」
6人目のディフェンスバックのこと。ニッケルよりさらにパスに比重を置いたディフェンス隊形を指す。

P.32 「スロットCB」

「Slot Cornerback」
内側にセットする3人目のコーナーバックのこと。レシーバーやタイトエンドをカバーすることが多い。ニッケルとほぼ一緒だが、ニッケルのほうはセーフティー寄りのイメージ。*

P.32 「ピュアマン」

「Pure Man-to-Man Defense」
おそらくゾーンとのミックスではないマンツーマンディフェンスのこと。*

P.33 「ハングタイム」

「 Hang Time」
パントの滞空時間のこと。蹴ってからリターナーがキャッチする時間が長ければ長いほど味方が迫れるのでリターンを短くできる。

P.35 「プレスカバー」

「Press Coverage」
ディフェンスが相手のレシーバーの近づいてセットするようなディフェンスのこと。相手レシーバーの走路を邪魔したり、密着してパスを投げされないようにする。ミスると大きくゲインされてします。ほとんどマンツーマンディフェンスで用いられることが多い。

P.36 「ウォークオン」

「Walk-On」
有力選手のように推薦で奨学金をもらって大学のチームでプレーするのではなく、学費を支払って大学に進んだ一般入部生。
https://victorysportsnews.com/articles/4218/original

P.36 「1ハイSF」

「Single High Safety」
前項の「シングルハイセーフティー」のこと。マンツーマンで守って、後ろでカバーしているのが1人だけになるので、それを担当するセーフティーは広い守備範囲と高い戦術眼が求められる。

P.36 「PUPリスト」

「Physically Unable to Perform List」
怪我してキャンプに参加できない選手枠のこと。
https://www.tsp21.com/sports/nfl/feature/roster.html

P.36 「ボックス/ディープ」

「Box/Deep」

P.37 「レッドゾーン」

「Red Zone」
タッチダウンまで残り20ヤード以内のフィールドポジションのこと。

P.41 「クラッチキッカー」

「Clutch Kicker」
勝敗が決まるようなプレッシャーが掛かる場面で確実に決めてくれるような決定力の高いキッカーのこと。

P.43 「NCB」

「Nickel Cornerback」
ニッケルコーナーバックのこと。スロットコーナーバックやニッケルバックとほぼ同意。通常は「N」と書いて、CBの内側にセットする。

P.44 「パッシングダウン」

「Passing Down」
ファーストダウンまでの距離が遠く、パスプレーが予想されるような攻撃のこと。

P.44 「インテリアスポット」

「Interior Spot」
オフェンスラインの内側にセットするポジションのこと。センターと両ガードを指す。

P.47 「ボールホーカー」

「Ball Hawker」
インターセプトを奪う能力の高い選手のこと。

P.48 「スロットWR」

「Slot Wide Receiver」
内側にセットするレシーバーのこと。クイックネスや密集地帯で競い合うキャッチ能力が求められる。

P.48 「ニッケルパッケージ」

「Nickel Package」
ニッケルバックを起用したディフェンスの人数構成のこと。

P.50 「フランチャイズQB」

Franchise Quarterback
そのチームで長く活躍し、チームの顔になるような絶対的な実力と人気を兼ね備えたクォーターバックのこと。

P.52 「モビリティ」

「Mobility」
概ね機動力のこと。QBであればディフェンスからのサックを回避したり、ポケットの外に逃げてパスを投げたり、自ら走ってゲインする能力を指す。

P.56 「シャットダウンCB」

「Shutdown Cornerback」
完璧にレシーバーをカバーすることでパスを投げさせないコーナーバックのこと。

P.59 「オールプロ一軍」

「All-Pro First Team」
ポジション別の優秀選手が選出される賞「オールプロ(All-Pro)」と呼び、最も優秀だった選手が「First team(一軍)」、次点が「Second team(二軍)」となる。
https://en.wikipedia.org/wiki/2021_All-Pro_Team

P.64 「トータルタックル」

「Total Tackle」
スタッツには1人で止めたソロタックルと複数で止めたアシストタックルがあり、その2つを合計したもの。

P.76 「プレーコール」

「Play Call」
サイドラインから受け取った指示を無線で受け取り、ハドルでチームメイトに伝える役割のこと。フィールド上での判断で指示を変えることもある。オフェンスであればQB、ディフェンスであればLBやセーフティーがやることが多い。
サイドラインからどんな作戦をするのかを指示することも「プレーコール」と呼ぶ。

P.80 「インサイドCB」

「Inside Cornerback」
スロットコーナーバックのこと。

P.89 「シグナルコーラー」

「Signal Caller」
前項の「プレーコール」を行う選手のこと。多くの場合、QBのことを指す。

P.90 「セーフティーバルブ」

「Safety Valve」
メインターゲットが相手ディフェンスによってカバーされていて投げられないときに、最低限のゲインを目指すために投げられるターゲットのこと。「チェックダウン」とも呼ばれる。

P.92 「プレーコーラー」

「Play Caller」
プレーコールを出す人のこと。

P.93 「ワイドアウト」

「Wide Out」

一番外側にセットするレシーバー。チームで最も能力が高いエースWRが入ることが多い。快足を飛ばしてロングパスのターゲットになる。

https://www.bbm-japan.com/article/detail/31790

P.96 「デプス」

「Depth」
選手層のこと。誰が先発で、誰が控えなのか、何番手なのかを示す表を「デプスチャート」と呼ぶ。

P.97 「XP」

「Extra Point」
タッチダウンを決めたあとに追加の1点を狙うキックのこと。NFLでは15ヤード地点から蹴る。「ポイントアフタータッチダウン(PAT)」や「トライフォーポイント(TFP)」とも呼ばれる。

P.100 「UFA」

「Unrestricted Free Agency」
無制限フリーエージェントのこと。契約年数が終われば自動的に無所属になってしまうため戦力にならないと判断されれば再契約してもらえない。

P.104 「プレーメイキング」

「Playmaking」
プレーの中心になったり先導になったりすること。

P.112 「指名権アップ」

「Trade Up」
本文のなかでは、指名順位を上げること。おそらく間違い。
ジェイムソンウィリアムズは全体16位から、セインツとのトレードを経て全体11位で指名されている。

P.125 「ダブルチーム」

「Double Team」

P.136 「ダウンフィールドパスコース」

「Down Field Pass Course」
攻撃方向へと進むようなパスを受けること。攻撃開始地点からディフェンス側を「ダウンフィールド」、攻撃側を「バックフィールド」と呼ぶ。

P.136 「プレーメイカー」

「Playmaker」
前項の「プレーメイク」できる選手のこと。コーナーバックであれば決定的なパスを止めたり、インターセプトによって試合の状況を変えられるような選手を指す。

P.136 「ベースディフェンス」

「Base Defense」
ニッケルを追加しないコーナーバック2人、セーフティー2人の人数構成で守ること。

P.144 「ルートランナー」

「Route Runner」
パスを受けるために予め決められたルートを走っていくレシーバーのこと。多くの場合、ディフェンスに邪魔されずにパスを受けるために急激に曲がったり、止まったりする技術が高いタイプのレシーバーのことを指す。

P.152 「ハイズマン賞」

「The Heisman Memorial Trophy Award」
カレッジにおける最優秀選手賞のこと。近年ではQBかレシーバーが受賞することが多く、RBが候補の中での上位に入るのは珍しい。

読んでいただきましてありがとうございました。YouTubeではNFL解説やフラッグフットボールについての動画をアップしています。よかったらご視聴ください。


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