即金規制は買うべきか(IPO攻略編④)
VTuberグループ『にじさんじ』の運営会社の5032 ANYCOLORが本日新規上場(IPO)したというニュースを見たので記事を書きます
注目度が非常に高く初日は買い注文が多く値幅制限いっぱいまで更新し、初値が付かなかったようです。
そういった場合、2日目以降は買付代金(現金)の即日徴収の規制、いわゆる即金規制になります。
即金規制になると、現金がある人しか買えないので、買い注文数が大幅に減り初値が付きやすくなります。
さて、本日はそんな即金規制銘柄を買ったらどうなるかの検証です。
今までの中で一番強力な結果で公開するか迷いましたが、私のnoteの影響力はないに等しいし、自分で実践する勇気もあまりないので公開します。
1.検証概要
2011年4月1日~2022年3月31日までに上場した(初値がついた)銘柄でかつ初日に値が付かなかった=即金規制となった銘柄を初値で無条件で買い、初値が付いた日の終値で売ります。これだけです。
ただし、終値はストップ高もしくはストップ安だった場合は貼り付きで売買できない(もしくはしないほうがいい)と判断し、翌日始値で売ります。
2.検証方法・条件
・株価4本値の過去データを使用し集計する。
・2011年4月1日~2022年3月31日(*1)に東証に上場した内国株すべて(*2)
・終値がストップ高(安)だった場合は売らない。翌日始値で売る。
・上記で持ち越した場合、翌日が寄らずのストップ高(安)だった場合は売らない。寄るまで持ち越す。
・手数料・諸経費・配当金は考慮しない
・IPOは特別気配や連続約定気配で終わることも多いが考慮しない(*3)
・Pythonでプログラミング
・損益率をグラフにしたものと、平均損益率を算出。
3.検証結果
早速検証結果をみていきましょう。
損益率ごとのヒストグラム(縦軸出現率、横軸損益)
数値データ
なんと、平均5%もプラスです。
こんな単純な条件でここまでプラスというのは驚きです。
最大利益は4056 ニューラルポケット、最大損失は4382 HEROZでした。
4.考察
即金規制ということは初値が吊り上がりまくっているので、リスクの高いマイナスサムゲームと思っていましたがむしろ逆なようです。
注目度があまりにも高く、初日は上がっていくようです。
5.まとめ
IPOの即金規制は初値で買うべきという結論でした。
今後は即金銘柄を吸収金額別や、いつ売るべきかなんかでも見ていきたいと思います。単純に初値買いするだけでこれだけプラスなのですから、さらに条件追加するともっと勝てるのではと思われます。
以上です。
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