受想行識(般若心経)
「受」は原語ヴェーダナーの訳。ヴェーダナーは「知る」から作られた語。
「想」は原語サンジュニャーの訳。「知る」に「すべて」という接頭語を加えて作られたもの。
「行」は原語サンスカーラの訳。種々の意味を含んでいて訳しにくい語。精神的な働きが一定の方向に働いて行く面を指す言葉。
「識」は原語ヴィジュニャーナの訳。「分割して」+「知る」という構成の語。ふつう六識に分けていう。眼・耳・鼻・舌・身・意という六種の認識作用が、形・声・香・味・触れられるもの・心の対象という六種の対象を認識する働きを総称してここでは「識」という。
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