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keisuke
2020年4月25日 03:37
2020年2月25日 03:12
「ねぇ」 その言葉は優しい声音だったが、裏腹に、その瞳は煌々と輝いていた。サボり部屋、と呼んでいる、旧体育館倉庫のロフト上での話だ。保健室に行くのも微妙、かといって授業に出る気にもならない、そんなけだるい気分の時によく訪れていた俺の秘密基地は、すっかり董生に占拠されるようになってしまった。 聡明でトーク力もあり、ルックスも良い。いかにも女に人気そうな優等生だと思っていたのに、実際は倫理観の