先生としての本分とは

先生として
さまざまな年齢の
いろいろな状況の子どもたちに
関わっている私。

心の成長、寄り添いを
大切にしてきた。

でも、忘れてはいけないこと。
先生としての本分。


子どもの周りにいる大人がするべきことと、
先生という立場で必要なことは
ちがうと思う。

寄り添いは、
先生をする上で必要なことだけど
先生の本分ではない。
それは、あくまでも
人として、子どもの成長に関わる大人として
するべきこと。


つまり、先生だけでなく、
保護者が、周囲の大人がするべきこと。


先生の本分
それは、
わからないとわかるに変えてあげること。
知らないを知っているに変えてあげること。
力をつけてあげること。

先生としての本分
それは、教えること。


高校時代、大好きだった先生がおっしゃっていたこと

金八先生は
人としてはすばらしいけど
学校の先生としては
最低だ

この言葉は、
今でも私の心の奥深くに刺さっている。

金八先生は
問題を抱える生徒、一人ひとりに真摯に向き合い
手を差し伸べ、寄り添い、
生徒とともに悩み、問題に向き合っていく。

その子どもの人生を変える素晴らしい人。

でも、
学校の先生として、それは正しいのか


あくまでも、
先生の本分は教えること
問題を解決することではない

先生の本分は
問題が起こったとき、
考えようとする力を、
解決に向けて問題を分析する力を、
その問題を解決する力を、知恵を、
そして、問題解決に向けて行動する力を、
子どもに教え導くこと。

その子に自分で問題を切り開いていくための力を
つけること。

その子のテリトリーに入り込んで、
その子の場所で、
先生の力で解決してはいけない。


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