3月の収益とハンター試験/魔界調査の方法論
3月は仮想通貨+400万円、株-9万円でした。
今月はイベントだらけで、USDCは崩壊しかけるし、BTCは爆上げするし、と界隈を追って行くだけでも大変でした。
夜勤と早番と子育てで頭おかしくなりそうになりながら戦っていましたが、時間的制約がかなり大きく、非常に精神力と体力を使った月でした。なんなら月末は娘->嫁さん->私というルートで急性胃腸炎になりました。
バブルに寝てはいけないですが、健康も大事です。
ハンター試験
ハンター試験(Closedチャンネルにアクセスできる人を選抜する試験)をQASH鯖にて開催しました。Web3Alertsの精査をしていたスレッドなどはクローズド化、雑談のみオープンにしています。
パイが少ない戦場の良い情報をオープンな場所で手に入れることは難しいと考えており、私が考える基準をクリアした人と組みたい(組んで儲けたい)と思っていたため開催しました。傲慢ですね。
ハンター試験は二問出題し、900人中3人が1時間で解けるくらいの難易度に設定したつもりです。実際、40分、1時間、2時間で3人が解けたので、問題としてはいい線行っていたのではないかな、と思います。出題内容はQASH鯖のハンター試験スレッドを残しているので、興味ある方は覗いて見てください。魔界が好きな人はニヤニヤできると思います。
通過者のvoid狂戦士ちゃん、Dr.Leukeさん、AFKさんはおめでとうございます。100人くらい参加しており、30人ちょっとが一問目通過、3人が二問目通過となりました。参加してくれた人ありがとうございます。次のハンター試験はあるかわかりませんが、必要な人材を募集する時は来ると思います。
今回の問題の意図としては、とにかく調査力がある人を発見したかった、ということにつきます。出題した問題は一見理不尽に見えますが、ちゃんと考えれば解けるような難易度にしました。
スタートラインは全員一緒であることが望ましいので、皆がよく知らないチェーンで、既に死んでいる(利用者がいない)dAppsについて発見することや、少ない情報からエッジにたどり着く能力が測れるようにしました。
1問目のMultivacなんてチェーンにガッツリINしていた日本人なんて多分10人いないですし、そこのDEXでSwapした経験がある人はほぼゼロでしょう。身の回りで聞いたことがないです。
ちなみに、当初はこの問題だけで終わる予定でしたが、Mican先生に5分で解かれたため、急遽2問目を作りました。実際、当日のハンター試験でも相当な人数が解けていたので、この判断は正解でした。
2問目はChain名がMetisであることがわかっても、Defillhamaなどに載っていないのでたどり着くことが難しかったかもしれません。テレグラムもアナウンス用と雑談用の2つあり、あと一歩を踏み出せる人の選別になったのでよかったです。あと一歩、が足りなくてアビトラTXが成功しないことが多いので、そこを超えれる人は貴重です。
たどり着くことが難しい=魔界戦士としてのエッジとなる、というのはほぼ成り立つと思っていて、死んだDEXやdAppsはお金が落ちています。例えば、USDC depeg時のZencha finance(BOBA)は誰も鞘を取っていませんでした。
最近、Web3Alertsで超魔界(できたてのチェーンで誰かもよくわからない人が開発している謎のdApps)を調査しているのですが、95%くらいは儲からない詐欺みたいなやつばかりなので、調査力がかなり必要です。
具体的にはチーム情報や、前世、疑わしいTXの検出、dAppsのコード監査、VCの情報・・・などなど多岐にわたります。
下手に人数いてROMられてもどうしようもないですし、扱っているところが基本的に詐欺ばかりなので、脳死コピトレされると簡単に資産がなくなる(そしてワイが炎上する)と思っていました。
なのでクローズド化したのですが、それに足る人材が集まったと思っています。
早期に養分(大切なお客様)が来そうなdAppsを触り、養分を出口流動性にすること(いわゆる魔界トークンを安値で買って高値で売る)は、情報伝播速度差を利用したアビトラの一種だな、という感覚がしているので、さっさと家が買えるレベルでの収益化をしたいところです。
(現状ではPAWとOFIで30万くらいしか儲かっていない)
魔界調査の方法論
QASH鯖のハンター試験スレッドでピンどめしている、ハンター試験通過者三人の解法は一読の価値があると思っています。
魔界dApps調査Level10くらいのことが書かれており、どうやって発見するか、検索するか、というのは経験と知識が必要な分野ですし、人によって方法が異なるので参考になります。
最近はChatGPTがすごいので、今回のハンター試験問題を入れるだけで半分くらいは答えられたらしいですし、かなりすごいな、と思っています。
私がおすすめする調査方法は3つあります。
1)DefiLlhamaの精査
色々なチェーンのdAppsがひとまとめになっているので、TVLがある程度大きいdAppsは簡単に見つかります。もちろん全部が見つかるわけではなく、BitkubとかGatechainとかは書かれていなかったですし、Moonbobaとかも深いところまでは載っていなかったと思います。もちろんBitcoinEVMなんて載っていない。
新規の情報は遅いけど、老舗のdAppsはちゃんとカバーしているので、辞書みたいに使えるのはかなり良いです。
(ハンター試験で活用しようとした人は多いと思います、が、こんなよく知られているものを使って解けるくらいの難易度設定にしたくなかったので、ここに載っていないdApps縛りで出題しました。)
2)Web3Alertsの抽出
玄人向け感はありますが、情報速度はピカイチなのがWeb3Alertsです。
新規に始まった大抵のdAppsは載っていますが、95%は詐欺ですし、盲目的に信じて触ると簡単にお金なくなるので使いこなすのはかなり難しいです。
もちろん、Chainにデプロイされた直後とかよりは1-2日の情報速度差がありますが、充分アーリーアダプターとして立ち回れますし、非常に有用です。(アフィでもなんでもないです)
QASH鯖ClosedではWeb3Alertsの精査と新規トークン監視などもやっています。DEXTOOL監視やDexscreener監視もしていますし、コンテンツはどんどん増やします。
3)SNS調査(Twitter/Github/Telegram/Discord/Medium)
大抵のプロジェクトはTwitterを開設していますし、プロジェクトの内容を把握するにはちょうどよいです。フォロワー10人とかの時点からうまく情報を追い、トークンが爆上がりするのに賭けるのは相当な見る目がないと難しいですが、ペイする戦略でしょう。
Shibarium lang:enとか絞り込みキーワードを使いこなしつつ調査するのが新規な魔界dApps発見の近道って思っています。日本語情報がでてきたときには既に遅いので、英語指定が一番いいです。
国産プロジェクト?知らない子ですね・・・。
ニュースを追いたいなら以下のアカウント、ブログを追えばだいたいはカバーできると思っています。AIが強くなりましたね・・・。ベアーさんのブログとかはもはや未来感があってすごいです。
4)その他雑記
スキャムが多い仮想通貨界隈ですが、しろいの鯖にいたらしろいのさんが現実世界でスキャムに引っかかっているのを見て、どこも難しいなあと思いました。
USDCデペグ戦
去年は9000万円ほどのUSDCを持っていましたが、今年は円転したので1000万円ほどしか持っていませんでした。しか、と言いつつ大金ではあるので、資産保全と鞘の攻略は必須です。
資産保全はAlbertさんの情報に助けられました。寄付すると入れるClosedな某所で@everyoneしてくれたので気がつくことができ、USDC/USDTが0.9998で逃げられたのは良かったです。たかだか500USDでClosed入れるのは安い。
次のDepeg戦のために、どのように行動したのかを時系列で振り返ります。
3/11 04:25
AlbertさんからUSDCの現金資産を預けているシリコンバレー銀行がやばいから、USDCに波及するかも、という情報を教えてもらう。
05:30
現金量次第だな、と思いつつ、少し様子見をしていたが、BinanceのBUSD/USDT出来高が急増、1.0、0.9999のクソ分厚い板が食い尽くされる。
これを見てアカン、下はスカスカだぞ、と思い、全USDCをDeFiでUSDTにSwap@0.9998で行う。
05:57
QASH鯖やKudasaiにて逃げたことを表明、FUDと取られかねない避難訓練状態だったのと、まさかUSDCが・・・という思いがあったので@everyoneなどはせずに控えめに通知。これで逃げれた人もいたらしい。
09:00
事態に気がついた人がどんどん売り、USDCは大幅にDepegし、0.99を割る。この時点でヤバさを感じれた人は日本人でも逃げれたと思う。
16:00
Depegがかなり進み、0.85などを記録。鞘だらけですごいことになっていた。
これ以降は、Circleの声明(月曜から1USDと兌換可能という通知)に合わせてペグが回復していき、現状ではほぼペグ状態に戻る。
という流れでした。
USDCがDepegするなんて普通は想定されていないと思います。本当に想定外でした。
この時、私が何をやっていたかというと、偽札(アルゴステーブル)を介したアビトラや、清算、ステーブルスワップを利用したクロスチェーンなアビトラでした。気が付きやすいところで言うと、BUSD-USDCのAuto convertを利用したBinanceでのアビトラや、JP-US間の内外価格差を利用したアビトラでしょうが、それはやらなかったです。
USDCとDAIとFRAXはこの時持ってはいけない資産なので、USDT基軸でひたすら転がしていくイメージで、色々なチェーンでぐるぐる回し続けました。
手動アビトラでバカみたいに儲かったので調子に乗っていたツイートはこちら
Swap量をMAX指定->Swap->TXの確認ボタンを押す->TX送るの4クリックでお金増えるのはめっちゃ楽しかったです。
複数のチェーンで同時にやっていたのですが、普段の素振り(ステーブルスワップの調査や、偽札の発行方法の把握、清算BOTの稼働)の成果が出た感じがします。遠足のしおりは常に携帯しましょう。
某偽札が借りれるところとかは、借りている人を全員私が清算したので美味しかったです。が、全員を清算するとBad Debtを清算者がふっかぶる仕様となっていて、ちょっと処理に困りました。
(11万ドルの借り入れを10万ドル担保で行っていることに一時期なっていました。今はペグが戻ったので問題なし)
年に1回はあるステーブルDepegイベントは色々な歪みが見えて面白かったです。ただ、魔界チェーンに重きを置きすぎていたのは良くなかったかもです。メジャーなチェーンでの戦いは実は経験値が少なく・・・。
流動性が低いので、数百万の利益は取れても、一撃1億円みたいなことは難しいです。きっと、今回のUSDC戦で億取った人はいるでしょう。羨ましいので技術研鑽しつつArbitrumあたりに行きます。
どんなことをやっていたら儲かったのか、というのは興味があるので、NoteやTwitter(か”私がいる”Closed)などでポロリ期待しています。
フィナンシェ
CCで行われたIEOでしたが、夜勤明けと被っていたことからやる気が起きず、パスしました。そもそも嫌いですし、儲かっても儲からなくてもムカつくから行きませんでした。
(犯罪ではない)お金に貴賎はないので、儲かった人はおめでとうございます。セカンダリ脳死ロングガチホマンはアホだと思いますが、うまく回転し た人は儲かったのでしょう。
この関連ではむじネコさんと、謎のポメラニアンNoteは秀逸でした。フィナンシェ価格だけの価値はある。
箱バブル
Kudasaiで話題になっていた、Yuliverseの箱を死ぬほどMintして転売していました。daitote先生という超強い人にBOT化できたら面白いかも、と言われてやってみたら、うまくいきました。
そもそもYuliverseが何なのかもよく知らないですし、この箱が何に役に立つのかもそこまで理解していないのですが、箱需要がとんでもなく高い割 に、1ウォレットが1日1個までしかMintできない、という状態でした。
つまり、普通のBCG参加者はメタマスクなどに手動で送金して複垢し、箱を得てから送り返す、という作業が必要なのですが、非常に手間で、300箱/dayくらいが限界そうでした。
(さらに、箱を開封する作業というのもあるので手間は二倍です。)
一方、レア度の高いYuliverseのNFTを持っている人は5000箱程度必要らしく、箱需要は相当にあり、BOT化すれば勝てるというのは確かでした。
ハンター試験合格者のDr.Leukeさんが暗号化された署名突破のスペシャリストだったので組み、新規アカウントへのBNB分配、メタマスク自動操作(2000箱/day)、箱を欲しい人に営業し、契約を取ってからOTCで送る、というBOTを作りました。
得られた利益は経費を引いて2で割る、という明瞭かつ対等な契約なので、やればやるだけ自分の利益が増える、かつ得意分野を活かせるという状態でした。
この箱はガス代のみでMint可能(5Gweiで0.46USDのガス代)で、Transferに0.07USD程度のガス代(5Gwei)かかります。つまり、5Gweiでの原価は0.53USD程度です。
私がelementのマーケットプレイスを知ったときは、1.1USD程度でバンバン取引されており、箱をMintできたら2倍で売れる、という状態でした。
MintしてFloorに置けばすぐに売れるからリスクもないし、20USD分のBNBを持って箱Mint戦に参入しました。
この時、AnkrのRPC使えば、BSCでは1~2GweiでもTXが通る、というのを知ったので、Mint時とNFT送付時のTXを1~2Gwei程度にすることで、コストを圧縮し、0.15~0.25USD程度でMintできる体制をつくりました。つまり、Mintさえできれば7倍くらいで売れる素晴らしい状態です。+700%確定ならやるっきゃねえ、って感じです。
一方、メタマスク自動操作には箱の供給力に限界があります。今回の箱は20000/dayくらいの需要があったため、それに対応することができるBOT開発が必要でした。
箱をMintするためにはSigmintという関数をContractで動かす必要があるのですが、これは署名したデータを使う必要があったので、突破は普通は難しく、私にはできませんでした。関数実行にはsig(bytes)を正確に得る必要があります。
一方、そもそもEVMにおける署名というのは、運営が用意した”なにか”に自らの秘密鍵でSignすればいいので、”なにか”がわかればUIを立ち上げて、メタマスクで署名する作業は不要です。
署名自体はブロックチェーンの情報を変えるわけではなく、特定のHashを得る作業のため、Inputさえ錬成できれば直接Sigmint関数を叩いてMintするので問題ありません。
Leuke先生がとある手法(エッジ)を使って突破してくれたので、Sigmintを叩けるようになり、箱供給力は40000/dayまで伸びました。
その後、箱を自動で開封するBOTや、UIに認識させるBOTなど、箱を消費してもらう販促活動をしつつ、約5万箱(総供給量の1/4程度)を供給しました。
箱を先送りして、BNBを後でもらうという契約でOTCしていたのですが、意外にも箱のもらい逃げは起きず(逃げられることを想定した価格設定っていうのはあった)、Kudasaiの民度の高さを感じました。
これだけの箱需要があるので毎日続けばいいな、と思っていましたが、10日ほどで必要な人に必要な箱が行き渡ったため、需要はなくなり、かつフロアプライスも暴落したのでMintBOTを動かす価値はなくなりました。残念。
総Mint数の1/3を占めていたので、フロアも暴落、1/4くらいになりました。これではほぼ慈善事業です。
NFTをガチでやったのはCryptoBladesやZoo以来でしたが、ここまで面白い案件があるとは思っていなかったです。Leuke先生は初めてのA級Botterらしく、おめでたいです。
どなたか、面白い案件あったら組みましょう。利益は等分配(経費除く)します。Atomic Arb系は既に組んでいる人がいるのでそれ以外で。
Arb戦
Arbは0枚でした。色々な人に疑われましたが、マジで0枚です。そもそもこんなメジャーチェーンはワイの戦場ではなかったんよ。そりゃあ0や・・・。
この関連ではかんたさんやShimiさんのNoteがよくまとまっていました。反省してzkSyncはちゃんと触ります。
LINK3箱
Yuliverseの箱で儲かったので、他の箱はないか、と思ってLink3の箱をMintしまくるために、チケットを500アカx4くらい錬成しましたが、BANされたため純粋に損しました。
ガス代として11万円払いましたが、悲しいことに全損です。久々にこの額を損しましたし、悲しいです。
CORE上場戦
COREの某所でも上場戦に参加しましたが、夜中にLiqを入れるというアナウンスがあったにもかかわらず、その数時間前にLiqが入ってしまいました。
たまたまウォレットのテストを私がしていたのですが、本当にSwapが起きてしまい、かつファーストペンギンになれなかったので、とんでもない損失になりました(私分は-16万円程度)。
本番環境でテストは良くない、ということがよくわかりました。非常に胃が痛かったです。
Binance避難訓練
またいつものことか、と思いつつ、今回は影響がでかいなと思ってBinanceから避難しました。訴訟はやばそう・・・。
弊鯖ではヤバそうな時に通知するロールを作ったので、この系の情報が気になる方は取得すれば良いかもです。もちろん、誰でもこのロールにメンションできるので、なんか緊急事態が起きた時は遠慮なく使ってください。(クソみたいなやつはBANしますが・・・。例えばなにかのプロジェクトの宣伝とか)
雑記
岡山という環境が機会損失感がすごいのと、育児環境・家庭環境・就労環境(夜勤)の凶悪さを鑑みて、転勤希望を出しました。今年も昇進したんだけどね・・・。もう夜勤は嫌だ。
7月くらいに神奈川に住むつもりです。睡眠時間2時間台で早番とかやった翌日に夜勤とか、流石に頭おかしくなるし、心身疲れ果てています。
さっさと人生に心配がないくらい稼いで好きに生きたいのですが、税金で半分持っていかれるせいでまだまだ遠いです。1億稼いでも1億残らんのよ。
今月は保育園に通ったり、とか色々とイベントが多く非常にしんどかったですが、来月も養命酒でブーストしつつ頑張っていこうかな、と思います。