0509「今日はコンドームの日」
どうも同時多発的に困ったことが起きていてそこそこ胃が痛いが、何が辛いかって、自分の能力を特に活かして解決できる何かでもないことだ。みたいな感じなので、去年の今頃とかどうだったっけ、と考えたらそういえば今の状況の23倍くらいシビアな仕事をやっていたから、少し落ち着けた。今はどちらかというとコントロールしづらいのが複数走っていてマルチスレッド的になってる方が辛い部分もある。
しかし脳内が濃厚鶏ガラスープのように粘性が高い状態になっていたので、東京に着いて会社に行っていろいろ作業して、家に帰って荷物を置いて、温浴施設に行ってサラサラになろうと思ったが、まだまだドロドロしている。おまけに日本のワイドショーは、大津の事故のことばかりをひたすら繰り返していて、サウナ室もそればかりだ。
知り合いがつくった作品が送られてきて、ああこれは素晴らしいものだなと思ったが、クレジットされている人たちに対してそこそこ複雑な思いがあったりして素直に祝福できなかったりする自分に対して自己肯定感がさらに下がったりして、ああこうやって自分は孤独になるんだよなあとか思う。
とにかくこのドロドロ状態をどうにかしようと思って早起きして筋トレをしに行ったら、器具についた汗を拭くのを忘れて、小島聡みたいな剛直な男性にかなり怒られてしまって泣きたくなった。忘れた私が悪いんだが、小島聡が嫌いになる程度には怒られてしまって、心が折れて全部はやらずに出てきてしまった。
どうしようもないので、少しでも明るく前向きになろうと思って、Kindleに入れておいた「作ってあげたいコンドームごはん」を読んだ。その名の通り、コンドームを調理器具、あるいは食材としてフィーチャーしたとても痛快な本だ。
この本を読んだところで小島聡に怒られた辛さや、その他いろんなフラストレーションを払拭することはできないが、こういうときにこそこういうコンテンツが良いなあと思った。読まないでとっておいて良かった。
たまたま東京に来ていたので直接できることになったプレゼンを一つやって、さらに調子を戻して、東京のオフィスに戻ったら、相模ゴム工業の樋沢さんから、サガミオリジナルの新作Tシャツがごそっと届いていた。Tシャツの背面の文言が変わっていて、ブランド名が思い切り入っていて出張が強くなっている。ファンとしては嬉しい限りだ。この文言が似合うくらい、広背筋を鍛えようと思った。
早速装着して、この渡航の主目的である長い会議に向かった。
辛い現実は変わらないが、わりと、なぜかコンドームに救われた日だった。