0814「ハゲてますよ」
8/13の日記に続き、8/14の日記を書かなくてはいけない。
この夏、よく着ているTシャツといえばこれだ。
このTシャツは6月だかに東京に来た時に、街で見かけて「あ!」と思って購入したものだが、とても素晴らしい。わざわざ説明するのも口はばったいが、私は23歳くらいから明らかにハゲているので、このTシャツは構造的にはお笑いにおける「ボケ」の効果を生む。明らかにハゲている人間がこんなTシャツを着ていたら、それはみんな心の中で(いやいやいやいや・・・)などとつぶやくことになるだろう。
そしてこのTシャツの「突っ込まれ力」といったら実際大変なもので、この数週間だけで結構いろんなコミュニケーションを生んだ。
目黒の居酒屋で少人数で飲んでいた。隣の団体はたぶん銀行か何かの新人歓迎会で、とても盛り上がっていた。宴が終わる頃、隣の団体の人が話しかけてきた。「いや、ハゲてますよ!」と。酔っ払いは怖いものなしだなと思った。
新橋で遅くなって、新橋きっての温浴施設であるアスティルに入ろうとしたとき、手前の工事現場のおじさんに「すみませーん!」と呼び止められた。何かやってしまったかなと思って振り返ると、工事現場のおじさんが、わりと笑いを噛み殺しながら、「お兄さん、ハゲてますよ?wwww」と指摘してくれた。
これを着用して止めたタクシーの運転手さんには、「いやー、笑っちゃってお客さん轢きそうになりましたよwww」と言われた。
昨日は夕飯を食いに行ったお店で、ハゲた店員さんに「これは僕へのメッセージでしょうか?」と言われた。
こないだ、このTシャツで博報堂さんに打ち合わせに行ったとき、受付の女性一人と目が合ったときに、その女性がこらえきれず吹き出してツボに入ってしまい、受付の複数の人たちが連鎖的にみんな笑い出した。
いつもニューヨークに住んでいるので、屈託なくこういったTシャツを着て過ごしてしまうが、日本語が通じる場所では、なかなか人とインタラクトすることに慎重な東京という街でさえ、こんなに突っ込まれてしまう。日本で日本語のTシャツを着るのと、アメリカで日本語のTシャツを着るのは、そういう意味で全然意味合いが違う。
ということを合間に書いているうちに、また打ち合わせが2つ終わり、会食で結構酩酊してしまい、残りの仕事がまともにできそうになかったので、1時間半くらいでアルコールを飛ばして、残りの仕事をやりつつ、こんな時間になってしまったので、昨日に引き続き何の話だかわからないがもういいや公開する。