二級ボイラー実習日記4「ボイラー講師をAI化する」
さあ今日から実習だ! ボイラー触るぞ! やってやるぞ! と思っていたら、なんと今日も昨日と同じように座学らしい。座学については昨日だいたい書いた気もするので、書くこともない。
だいたい、繰り返しになるが、知っていることの復習だし、試験は受かっているので、なかなかそれを8時間近くぶっ通しでやるのはハードコアだ。形容するならば、ここは、精神と時の部屋だ。
そういえば自分はテクニカルディレクターというか、デジタルで何かつくる仕事をしているんだった。ボイラー、関係無かった。よし、ここは脳内で何か設計して最近の技術使ったデモでもつくってやろう。授業中に脳内設計して休み時間に組んでみよう。
と、午前の授業が半分くらい過ぎたところで思い立ち、何つくるか考え始めた。
そう言えば、ChatGPTのAPIに外部のウェブサイト要約させたりするのやったことないな、触っとくと芸の肥やしになりそうな気もするな。
とか考えているそばで、先生はボイラーの話を延々と続けている。昨日書いたように、たまに北海道の話が挟まる。
じゃあ、Wikipedia の記事を、北海道のボイラーマンとして要約して説明してくれるデモをつくってみようか、ということで、脳内設計を進めた。
お昼休みにバックエンドの仕組みはつくって、授業がさっき終わった後にフロントエンドと連携部分をつくった。下記からお楽しみ頂けます。
例えば、「ジャズ」を入れるとこんな返事が返ってくる。いやいやいや。
私、「清水幹太」だとこんな感じ。はからずもボイラーマン扱いしてくれた。
「旭山動物園」だとこんな感じだ。
「まんが道」だとこんな。ハルシネーションも大概にしろと言いたくなる。
プロセス的には外部のURLのデータをfetchしてきて要約してもらってるだけなので、ChatGPTが直接情報を引っ張ってきているわけではない。が、こんなふうにデータ連れてくる部分も一緒にブラックボックス化すると、多少新しい体験がつくれるな、と思ったし、芸の肥やしになった気がする。
明日こそ実習だ。明日の今頃には私は二級ボイラー技士なわけだが、晴れて二級ボイラー技士になっても、本業はテクニカルディレクターであることを忘れず、今日みたいに芸を磨いて不撓不屈の精神で精進していこうと思う。
今日は父の日だったらしい。お父さんは、北の国の精神と時の部屋でエネルギーと向き合っています。