0831「アンガーマネジメント」
東京滞在の最期の週末なので、昨日京都東京ディズニーリゾートに来ている。例のごとく、げっ歯類ランドだなあと思いつつも、子供たちはとても楽しんでいたし、私も何だかんだ楽しんでいた。
エレクトリカルパレードがすごく進化していた。LEDが変幻自在に展開する。プロジェクションマッピングとかでやりそうなスムーズなアニメーションが、湾曲した複雑な形状のLEDで展開される。ディズニーランドの案件は、恐らく実績として紹介してはいけないはずなので推測に過ぎないが、いつも一緒にやらせて頂いている機材会社の方々の仕事だ。
アメリカのディズニーランドにはそんなものは存在しない。存在するのは、古来から伝わるピッチの広い電球の集まりだ。このへんは、「輸入したもののクオリティをめちゃくちゃ上げる国」である我が国日本の真骨頂で、クオリティが全然違う。アメリカ在住で3人の子持ちで、毎年夏には日本に帰っていると、日米のテーマパークをわりと多面的に比較することができるが、そのへんは明日にでも書く。すごく勉強になることがあった。
で、そのエレクトリカルパレード中にちょっとひどい連絡が来てしまったり、ソーシャルメディアであまり見たくないものを見てしまったりで、それから今日にかけて、怒りを制御するのが大変だった。せっかく子どもたちは父母とディズニーランドに来ているのだから、親父が機嫌悪くしていたら困ってしまうだろう。
とにかく一生懸命、何度も何度も深呼吸して、怒りの感情を押さえつける。目を瞑って、「大丈夫気にしない」と3回言う。というのを繰り返してどうにか押さえつけるたびに、なんだか寿命が少しづつ目減りしている感じがする。怒りを抑制する、ということが、生理的に不自然な行動のような感じがしてしまう。人工甘味料を一気飲みしたような感じがする。しかしそれでも、寿命と引き換えに怒りを抑えることがなんとなくできてしまって、なんだか嫌な芸を覚えてしまったなと思う。アンガーマネジメントは人類を滅ぼすかも知れない。
ディズニーランド帰りでくたくたになった日曜夜の有楽町線というものは、パリパリの疲労感そのものだ。疲れた。寝る。