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自民党総裁選2024をAIを使ってざっくりと予測してみた

明日2024年9月27日に自民党総裁選が行われます。
今回9名と多数の候補者が乱立しており、誰が当選して次の総理大臣になるのか気になるところです。

さっそくチャットgptやgoogle Gemini に誰がなりそうかと尋ねてみましたが、残念ながら明確な回答は得られませんでした。未来に起こることを根拠もなく断定するのは難しいからでしょう。

そこで、
AIチャットに計算で予測できるpython コードを教えてもらう
ネットで調べたデータをそのプログラミングコードに入力
Google colaboratory(ネット上でpythonの計算ができる)にコピペ
の手順で各候補の当選確率を簡潔に試し計算してみました。

AIに複数回聞いて以下の事がわかりました。
・総裁選で当選に必要な条件として挙げられるのは、直近の選挙の得票数、有力政治家の推薦、国会議員の支持、地方票の獲得、知名度、支持率、明確なビジョン、世論の支持、大臣経験、選挙での当選回数等々。

・複数の条件から当選確率を計算する手法に組み合わせ最適化問題という科学計算分野があり、その代表的なものとしてシミュレーティドアニーリング(焼きなまし法ともよばれる)があると教えてもらいました。各条件に重み関数をかけて、さらに乱数をかけて繰り返し計算し、最適解を得る方法です。

・比較的データが入手しやすい1.直近の選挙の得票率、2.有力政治家の推薦、3.世論や国会議員、自民党員や党友の支持、4.大臣経験回数、5.当選回数を条件に採用しました。重み関数は明確な根拠で決定が難しくさじ加減なのですが、各条件の重要度や近況の状況(野党立憲の党首が政治経験豊富な野田氏に決まったこと、能登の豪雨災害の早急な対応等)でこんな感じかなと設定しました。繰り返し計算は10,000回にしました。

・AIへの質問内容
9名の候補の中から直近選挙の得票率、有力政治家の推薦、知名度、大臣経験回数、当選回数の条件下で当選者を予想する焼きなまし法のpythonコードを教えて と質問

・今回は候補者9名で条件5つと幾分少ない組み合わせだったので計算は一瞬で終わりましたが、シミュレーティドアニーリングの場合、組み合せが数百、数千にもなると計算時間もその分膨大になるようです。

結果は以下のようになりました。タイトル通りざっくりな計算ですのであまり信用はできませんが。

石破氏の当選確率: 14.78%
小林氏の当選確率: 6.78%
河野氏の当選確率: 13.18%
加藤氏の当選確率: 10.10%
上川氏の当選確率: 7.50%
小泉氏の当選確率: 11.73%
高市氏の当選確率: 11.10%
林氏の当選確率: 12.18%
茂木氏の当選確率: 12.65%

明日の総裁選の結果がどうなるか楽しみです。

これだけ簡単にエラー無く動くプログラミングが作れるのは驚きです。
AIが登場する前はエラーがどこにあってどう直せばいいのかとても苦労しました。
今はプログラミングにエラーがあってもAIチャットの質問欄にコードをそのまま貼り付けてエラーが出るので直してくださいとすれば、高確率で有益な回答をくれるのでとても心強いです。
今後、他にもいろいろ試してみようと思います。

以下がgoogle Gemini で教えてもらい、google colaboratry で予測計算を実行したpython コードです。

import numpy as np

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