見出し画像

〈開かれた贈与の場としての本棚〉を始めます

このたび学術バーQは、お店の本棚を〈開かれた贈与の場〉とし、書籍を通したコミュニケーションのプラットフォームとして活用していくことといたしました。

第一段階

まずは、来店くださる皆さんと一緒に本棚をいっぱいにするところからスタートしていきたいと思います。
誰かにおすすめしたい本、うっかり間違えて2冊買ってしまった本、PRしたい新刊書など、ぜひともお気軽に置いていただければ幸いです。

第二段階

続く第二段階では、本棚を本格的に〈開かれた贈与の場〉として皆さまに利用していただきます。
第二段階においては、本を1冊持参いただくたびに、本棚に元々置かれていた本の中から、任意の1冊をお持ち帰りいただくことができます

諸般の事情を考慮しまして、お持ち帰りいただける本について「持参いただいた書籍の定価の±10%の価格の書籍に限る」という制限を付させていただくことといたしました。
あらかじめご承知おきのほどよろしくお願いいたします。

(追記:2024.7.2)

すでに本棚にある本と引き替え可能な本については、ISBNコードを付された書籍に限るものとさせていただきます。
ISBNコードのないものについても寄贈いただいてかまいませんが、それと引き換えに本をお持ち帰りいただくことはできないものといたします。
ご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(追記:2024.11.18)

つまり、必ずしも正体のわからない〈誰か〉との贈答関係が、本棚を通じて発生することになるわけです。

自分が本棚に置いた書籍が、誰の手に届き、本棚という〈場〉に新たに何を呼び込むのか……。
予想のつかない贈与の網の目の中に、あなたの本を、ひいてはあなた自身を置いてみませんか?


だいぶ育ってきた本棚(2024年7月2日現在)。
第二段階突入まであと少し……!?


「本棚を開き、誰かと誰かが本の贈与を通じてつながる」……
もはやありふれたアイデアにも思えますが、これを当店において実践することがいったい何をもたらすのか、その具体的な展開を見てみたい思いがあります。

ささやかなプロジェクトではありますが、ぜひ多くの方に参加いただければ嬉しく思います。
学術バーQの本棚を、皆さんとともに作り上げ、育てていくことができれば幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!